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◆ 期末の感想2005/04/10 (Sun)

 今年の夏につくばエクスプレスが開通します。地元の期待が大きいので、少し散策しました。駅前の店舗街は想像したよりも規模が小さいのと、つくばらしさや特徴が見られないのが残念でした。店舗の数は90店程あるが聴くところによると店舗の家賃は東京並みだそうです。田舎なのにつくば市と言うブランド料金のせいか全てが高いので驚きます。つくば市は驚くことに桜が綺麗なことだと思います。これは自慢ができます。今年は同時に満開になりました。市内の至る所で見られて圧感です。

 私の方は前号で述べましたが中国と素材の交渉が成功したので、訪中します。中国では日本の国連常任理事国入りに反対して反日デモが各地に起きて騒然としていますが興味深い気持ちで観察してきます。私の主観ですが日本の国の現状ですが、国連の常任理事国に参加する状態ではないと思います。中国や韓国、それに北朝鮮等の近隣の国にこれ程嫌われているのに自覚が足りません。いい加減に平和ボケを直して自国の再建を考え直す時期です。時間が経てば中国にもインドにも抜かれます。中国の方にお願いしてもっと日本製品の不買運動を続けて日本人の目を覚まして欲しい程です。日本のことが嫌いであれば中国や韓国の人々は日本と付き合う必要はないと思います。ついでに日本企業も追い出してください。日本人は日本国内で仕事をするのが自然の姿です。お互いに本音で話して怒りがあれば爆発させることです。日本人は飼いならされて年老いて怒りを忘れた民族です。私は中国にも韓国にもビジネスの友人がいます。ビジネスは恋愛感情ではありません。隙があれば殺し合いのゲームです。中国の皆さんの反日感情が日本を刺激して少しはまともな国に生まれ変わる方が国益に繋がります。私は中国から部品をさらに購入することを進めます。近い将来中国との関係はもっと深刻で複雑な関係になります。従って購入のための拠点を近い将来作ります。但し数年間を考えています。韓国と共同開発した中空糸膜のフイルターと中国の部品を改良して少しずつ量産します。次に、中国と如何に向き合うか?幾つかの項目を整理しています。政治的に混乱があっても中国とは今後は嫌でも付き合う必要があれば距離を置いて付き合うのが一番と思っています。次世代の若い人に中国の真実の姿を見せたいので出かけます。私の考えですが中国人と仕事をするコツは即実戦です。日本人は創造性を持って積み重ねてコツコツ実行しますが彼等はコピー感覚で物作りをします。技術を習得すれば独立しますし、簡単に裏切ります。金の切れ目が縁の切れ目で世界中同じことです。この機会に労働力が安いから中国に進出することは止めて、日本回帰を進めて日本で工場を作って中国人を日本に招いて彼等を雇い入れる政策転換を図れる方が安全で、反日感情も抑えられるし、良質な中国人を雇用すれば犯罪件数も減少すると思います。中国に進出するだけ進出して工場を作りまくる日本の行為は格差を生み感情を害します。中国も日本も自立して相手の国の立場で物事を知ることも重要だと思います。人口の減少で働く人口が減りますから工場移転の政策で日本を弱体化する政策を変更し物作りのできる基盤を作る政治が望まれます。私は会社を設立する前は日本を代表する会社で働いていました。当時はどの会社も大らかで余裕がありました。チャンスがあればよく海外に出張させてくれました。下請けの会社も親会社に感謝の感情が溢れていました。現状はどうでしょう。リストラが進み会社との信頼関係はなくなり、下請けの仕事を大手が直接手をだし、仕事を奪っています。その結果物作りの零細企業が大幅に減っています。大手企業には制限を設けても零細企業では海外の若者を採用できる制度を導入すべきです。私たちは幸いに大手企業の頃の経験が、大きな経験に繋がり、海外の会社と直接取引が出来る力を備えていますが驚く程我々が使う部品の多くが外国製の部品で構成されています。日本製は僅かです。当社のような小規模会社としては不可能と思える超純水装置や最先端の膜フイルターを取り扱う仕事をこなせるのも海外との関係があってのことです。大企業では利益優先に物事が進みますが、我々は生き方に意義を見出せます。特に中国の様な特株な国で仕事をする場合様々な問題を想定して計画を立てる必要があります。慎重で効率の良い投資を進めて、問題が起きればすぐに関係を見直すことも重要だと思っています。

 次に私は開発案件として脱気膜に興味を抱いています。製造メーカと購買交渉も上手く行きました。脱気膜を装着した超純水装置を造ります。当社はEDI装置のセルを安く購入できますので脱気膜を標準装備して、炭酸ガスや酸素等の水に含まれているガスを抜いた最高レベルの超純水が造れます。つまり、RO装置+脱気膜+EDIのシステムです。脱気膜装置は中国にも輸出できますので中国でも超純水装置の生産も考えています。脱気膜を使った超純水装置は半導体や工業分野に一部使われていますが、小型のRO装置に脱気膜を付けて料理に使用すると活きた水になり著しい効果がでます。水に余分なガスが無いために浸透性がまし抜群の水になります。近い将来当社が開発する水の自販機に標準装備します。

 最近の受注の状況は、家全体を浄化したい客先が増えて忙しい日々が続いています。3月18日には、日本語の先生をしているNさん方から濁度解決したいと相談されて現場で中空糸膜のデモをしたり、3月27日には、政府機関の研究者の方が当社のショールームを訪問されて中空糸膜の家庭用浄化装置の購入を希望されたりしています。約半年ほど前から当社の事務長の樋口氏も少しずつ仕事のコツが分かり軌道に乗りだし戦力になっています。家庭用浄水器の検討を始めている方は、当社の事務長に問い合わせて欲しいと思います。工業用では3月19日に日本電子の追加工事を行いました。朝から夜遅くまでかかり重労働でしたが予定より早く完成しました。お蔭様で4月の受注も順調ですが、慎重に対応しています。調子に乗って体を壊すと信頼性を失うので体調を整えています。顧客が喜んで購入できる、膜製品が量産化し、競争力のあるコストで全国販売できるので嬉しい限りです。4月から新しい年度が始まります。順調に行けば今年はより忙しく意義深い年になると思い期待しています。