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◆ 今後の課題2004/10/22 (Fri)

 私達の開発の原点は水の自販機の開発からが水の仕事の原点です。

 今日では大型店舗でお馴染みですが、日本で最初にアメリカから導入した際、法律の規制が厳しく大変苦労しました。当初は、『水道水が危ない。』・『安全で美味しい水が飲みたい。』、又、ペットボトルの水が売れ出し販売量も伸びて一日約1億個の飲料水用の容器が捨てられる現状を見て、容器公害を恐れました。その対策として4リットルの容器を持参して100円玉1個で水が買え、最低でも1つの容器を50回程使えるリサイクルシステムを考え、アメリカから水の自販機の技術を導入し最初に取り組んだユーザー側に立った開発製品でした。

 水の自動販売機の仕事から産業装置であるRO(逆浸透膜装置)の開発に生かされ当社の得意の分野に成長しました。その間、日本の産業構造も大きく変化して隣りの中国は急成長し世界の工場として変貌し、結果として水不足と水質の劣化が深刻な問題になっています。世界の生産基地化した現状からこの問題は中国の単独内政問題より中国に工場を移転した企業にも解決策が求められます。

 天然の水を浄化して安全な飲料水や純度を高めて工業社会に貢献できる技術の仕事は誇り高い仕事です。今日では使用した水を再生できる技術も待望視されています。しかし、高価では話しになりません。零細企業でありながら用途に応じた最適な装置を提供してきました。技術レベルは世界水準確保しています。量産体制もボイラ-や風呂を得意とする専門メ−カ-に逐次生産を委託して万全の体制づくりを開始しております。

 大型膜を使った自動化装置の開発と販売も考えています。特に井戸水の利用のために膜のろ過装置を業界初の価格で販売を予定しています。価格破壊の川手と云われますが、私は価格にはこだわります。RO(逆浸透膜装置)の膜技術の発展進歩は目覚しくコストも大幅に下がりました。今後の水処理の主役になると確信しています。又、超純水を求められる顧客には、RO+EDI装置を薦めます。

 又、水のコンサルタントの仕事やROのモジュール部品、イオン交換樹脂の販売はNPO法人『水屋・安全な水を考える会』を通じて販売します。貸出システムも顧客のご要望があれば、RO(逆浸透膜装置)を1〜3カ月貸出し、工場でのテストランを実施しRO水の水質検証を実行することも考えています。