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■ 小資本で始められるビジネスの実証2014/06/02 (Mon)

 日本は貿易発展国だったが、今は円安が進んでも貿易赤字が2兆円台という有様で、改善する手立てが見えない。政府はしきりに、原発が止まった影響で、天然ガス・原油の輸入量が大幅に増えたことが原因とアピールするが、実際は日本製品がとにかく売れない。
 隣国韓国も、輸出で一時急成長し、日本を陵駕する勢いだったが、格差が拡がることで、様々なライフラインへのしわ寄せが目立って、痛々しい国になってしまった。また、歴史観を理由に、対日本として中国と共闘して歩みだしたが、中国経済の低迷と共に、海洋での露骨な覇権主義を振りかざす中国に対し、距離をおく雰囲気が世界的な潮流になりだした。これからベトナムとの紛争が拡大すれば、益々影響が波及して、世界中の経済が低迷していくと私は見ている。

 大手企業は、海外に300兆円を越す内部保留金があるので、多少のゴタゴタがあっても耐えられるが、日本に残る零細企業が生き残るには、とてつもない知恵を働かせないと苦しくなると思う。世間では、ワールドカップの話題が聞こえてくるが、開催地ブラジルでは、サッカー大会の開催に大金を注ぐより、福祉、教育などの公共利益にお金を回せと叫ぶ国民の声が、デモで飛び交う。成長著しいアジアも、実は中国の動向次第で、スポーツで浮かれていられない事態も起こり得る。

 私は2月頃から体調を崩し、3〜5月は癌との戦いだった。6月は心臓との戦いで、老人の生き残りの道は厳しい。幸い、働き蜂の毎日だったせいか、回復力が人並み以上で、何とか乗り切っている。4月8日に退院してから2カ月経ち、まともに食事が出来るようになってきたが、胃癌手術の影響で、心臓の周りに水が貯まったらしい。水を取り除いて、カテーテルをする為、10日ほどで体重を10kg絞った。58kgの体重が、今は47kgになって、筋肉量も減ってしまったが、病床から若い社員たちの成長する姿を見ていて、再び心臓の手術を受け、また働きたいという意欲が高まって来た。

 千葉から、アパートの生活水濾過の相談があって、テスト機を貸し出すことにした。地元の稲敷郡美浦村への浄水装置の納入が決まった。霞が浦の湖畔にある、国立のジェットスキーが出来るキャンプ場で、昨年からの話が順調に進んだ。台東区用に設計している「災害用浄水装置」は、発電機を備えた装置で注目されそうだ。通年通り、台東区に納めたこれまでの浄水装置のメンテナンスも行う。

 今は何とか仕事が続いているが、今後は、労多くして儲からない時代に突入し、長く続くと思う。自給自足を実践して行く人が増えて、家庭菜園もますます広がると思う。
 これから迎える貧困社会を、水ということで考えた時、一つは魚の養殖だと思う。養殖の水を液肥にして野菜を育てるアクアポニクスの開発を続けている。最初はチョウザメを考えたが、稚魚が高くて意外にマーケットが確立していて、参入が難しかった。再挑戦として、水野が海外の動きを調べると、『エアポニクス』が良さそうで、アクアポニクスと兼ねた装置を開発して、魚をナマズに代えて挑戦する。今流行りの野菜工場より、圧倒的に安い野菜工場も可能になると見ている。水野は大型浄水プラントを担当しているので、この技術が野菜工場に結びつけば面白い。

 国内の労働力不足で、女性が注目を浴びているが、当社の女性社員の働く意欲、責任感の強さには頭が下がる。今回、冷凍庫の屋外使用に対応する目的でコンクリート並に固まる塗料を塗った。更に、あるアイディアから、冷凍庫のフタ部分に、800℃に耐えられる断熱塗料を塗って仕上げる。

 ネット通販が拡がり、ますます大手企業に富みが集まって、街の商店は苦しくなっているので、“露店の商売”が拡がると思う。つくばでも、東京にならって公園や道路沿いでのカフェ開設が認められ、小資本のビジネスが動き出している。1坪の広さで店が開けたら、難しい許可もいらず、可能性が拡がる。
 
 今考えているのは、冷凍庫の上に七輪を3台ほどのせて調理が出来れば、一坪ほどの広さで、焼き肉店を開店することも出来る。冷凍庫の上を焼肉台に使うので、保健所の許可も下りるし、改装すれば洗い場もつけられる。冷温庫の温度は5℃〜15℃など、自在に保てるので、野菜も肉も新鮮に食べられる。炭火で焼くことで特徴もでるし、安い焼肉店が開店出来る。こうした考え方が実際に可能なのかを試す為に、つくば工場の余った敷地にバーベキュー設備を置いて実際に食してみて、将来仕事になるかどうかを実証したいと思っている。