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■ UF膜フイルターに紫外線保護膜を採用2014/05/20 (Tue)

 3月は消費税の駆け込み需要があった影響で忙しかった。今は、金融緩和で、資金が市場に溢れて表面的には好景気に見えるが、実態経済は不況が進行していると思って警戒している。これから迫り来る不況は、長引くと思う。

 世界経済を牽引する中国の経済も、数字では7.5%台の成長を維持しているが、実は怪しく、早晩に7%は下回ると思う。政府統計は、日本も同様に各国怪しい。中国の取引先からも悪い景気の話が聞こえてくるし、何が起きても不思議ではない空気がある。私が長く取引している中国有数の膜メーカーの海外担当者が辞めたと聞く、何か大きな変化が起きていると思う。

 隣の韓国の客船事故は、大きな犠牲を出した。事故の原因は、“過積載”だと思うが、日常的で、規則を守っていれば儲からないのが海運界の常識らしい。少し前の韓国政府は強気で、国内の格差、不況から目を逸らすのに、歴史問題を用いて激しく日本を攻めた朴大統領も、見る影もない。タイの経済も、好調と見て多くの日本企業が進出したが、政権争いの混乱が混乱を呼び、進出企業は頭がいたい。安倍氏の前のめりに乗せられて数千社が進出したが、ロシアの孤立で、資金が流失し、ロシア経済も危機的だ。気の毒だが、日本企業は世界中行き場を失って先が無い。世界中、どこも危険で、お金はないし、欲を捨てて、“脆弱さと綻び”に慣れる必要がある。

 私の「水の仕事」は、裏方の仕事だと思っている。裏は宣伝して売れる分野ではなく、水に困った人、水道代を抑えたい人などが買い求めるので、乞われないと仕事にならない。
 独立して30年近く、色々と模索しながら夢中で働いて来たが、今回体調不良を検査すると胃癌と診断されて手術を受けた。幸い、前院長が私の水の顧客で、同時に外科の名医で他の病院の院長を務めていたが、電話で手術を依頼し、信頼関係の中で手術を終え幸福だった。手術を終えて院長からは「運が強かった」と言われた。退院して1ヶ月少々、まだ十分動けないが、少しずつ新しい作戦が浮かびだして、回復に向かっている。

 ベトナムには、ホームクリーンを1台、部品を1セットとフイルター1本を送ったが、遅れ放題で、その後の経過が聞かれず、なしのつぶてだ。唯一、無事工場に着いたとメールが届いた程度で、誠意がないので仕事にはならない。予定では4月からベトナムに軸足を置いてと考えていたが、ほぼ断念を決めている。大損したという話ではないし、少しいい夢を見た思いだ。

 病明けで、私の感覚は鈍っていて、世の中の動きと乖離して途惑っている。マスコミ報道では今、景気が好調と報道されて浮かれ気味で、人手不足が深刻だと報じられる。景気が良くって人手不足が起きたと言っているが実は労働人口が減り働く人がいないのが実情だと思う。

 コンビ二で売るコーヒーが専門のコーヒーチェーンの売り上げを抜き、コーヒー豆を供給する味の素は急遽工場を増設した。氷も足りないので、供給する会社が30億円近い投資で製氷会社をつくって供給するなど急成長だ。私も試しにコンビニの100円コーヒ―を飲んでみたが実に美味しい。高級品が売れてデフレの終焉と扇動されているが、売れ筋はやはりコストだ。

 私も社会の流れに乗って高級路線を選んでいるが、実際のコストは50%に抑えている。4月までは、消費増税の影響もあって、安さが評判を呼び、注文が増えたが、今は落ち着いている。世の中、一寸先が読めない危機感もあって、国民の意識に委縮感が強く、全く反応がない。

 元気なのは中国が断トツで、国際社会を掻き回しているが、とにかく迷惑だ。日本では安倍さんが一人元気で、中国の脅威論に乗って好き放題だ。英雄になりたいのか戦争が出来る国を目指しているが、多分、上手くは行かないと思う。動き廻って周到に仲間を集め、批判を抑えて中国に対抗意識を高めて勇ましいが、何か絵にならない。

 闘病中は、薬の副作用もあってか、全く考えられなかったが、少しずつアイディアが浮かび出して、世の中が見えて来た。輻射パネルの在庫を冷暖房技術に熱心な社長さんに販売し、次は、電磁波シールドの実験を始める為、特殊な塗料を売った。私も効果を試したくて、浦安の事務所の室内に塗装する予定だ。乾くとコンクリート状になる塗料で、水は通さずに空気は放出するし、塩害にも強い。遠赤が空気の浄化にも特性がある。2%カーボン繊維が含まれているが、カーボン繊維に微量な電気が流れて錆止め効果と柔軟性を生む。
 
 この塗料を下地にして、「電磁波防止」と「遠赤効果」を試して、騒音の少ない澄んだ空気の室内空間を実現する。この塗料は、JR等全国の公共事業で使われていて、当社でも世界に先駆けてUF膜フイルターに紫外線保護で採用し、ケース無で、炎天下で使える装置を提供している。

 最後に、癌手術による休養で、ご迷惑をおかけ致しましたが、休止していた営業を再開しました。地下水利用のささいなことでも、遠慮なく質問をお待ちしております。

筆:川手恒義