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■ 猛スピードで一年を走り抜いて2013/12/24 (Tue)

 年末の慌ただしい中、我がスタッフの活躍に、逞しさを感じるこの頃だ。寒い中、夜間長距離を走り、超音波洗浄機のメンテ、大型ヒートポンプの修理等、犠牲に近い労働に努め一方、新しい塗料へ関心の是非を確かめるべく、新浦安の本社でこの塗料を使った改装にみっちりと長時間改装工事に従事した。

 この塗料が、室内の水分と反応してマイナスイオン化して、空気を浄化する効果があると言う。摩訶不思議な世界感だが、来春には、女性だけの新会社をつくる構想もあるので、是非、試して見ようと思った。新事務所も銀座を中心に探し回ったが、家賃が30万円以下だと狭くて話にならなかった。
 新会社は、「輻射パネルの普及」を名目に、今後、見直される表面処理を、新たな仕事に育てたいと思って適当な物件を探したが無かった。それにしても、20〜25万円クラスの小さな物件の空室が思った以上に多かった。このまま人口が減少し続ければ、来年以降は、一当地以外は都内でも空室が増えて、家賃も下がると見た。東京への返り咲きは保留し、新浦安の本社に遠赤塗料を使って改装して、とりあえずは目に見えぬ効果を試すことにした。

 当社が推奨する塗料と、ガイナを一度ずつ塗布した。ガイナも普通の塗料と比べると価格は高いが、当社の塗料はもっと高い。比較すると、ガイナは扱い易かったし、仕上がりも良く、構造は違えども、性能はほぼ互角と見た。ただ、当社が推薦する塗料の強力な接着能力は断トツで、捨てがたい魅力あった。この塗料を二重に、贅沢に使ってみたが、私は手応えを感じた。

 この塗料のコストを客から聞かれることもあるが、「省エネ・快適性」を重視する人には薦めたい塗料だが、コスト優先の人には向かないと思う。浄水装置でも価格を良く聞かれるが、実積もあるので、日本で一番高い浄水器と答えている。業務用の問い合わせに答えると、安いと判断され、問い合わせが増えている。
 私は“品質は業界一”がモットーで、コストだけを比較しても意味がないと思う。当社は“効率や量産”は重視せず、当社しか買えない、レアな物づくりをして、とにかく独自性に富んだ製品の製作を目指している。脱サラで、貧乏人集団だが、贅沢な心意気で会社運営して生きて来た。

 心の贅沢さが生きる力になると思う。脱サラして無一文で赤坂で開業し、心の贅沢三昧で生き抜いて来た。年をとり私の力も衰えて、人脈も減っては来たが、前向きに常に話題を生む努力をして“姨捨て”にならない生きる術を磨いて日々挑んでいる。塗装の価値は、塗る人の心意気も価値に含まれると思って、当社のスタッフに担当させて2日間かけて仕上げた。感想は大変ながらも勉強になったと言う。挑戦すると何かを掴むし、無駄なことはない。結論は、無駄が、新技術を生むし、身体に刻み込むしか財産にならないことが学べたと思う。大型膜に当社の塗料を下地にしてガイナで仕上げることが最良だと判断して、6インチ、10インチ膜はこの塗装処理をすることにした。

 オリンピックの招致に成功して一躍、頂点に立った猪瀬氏が、5000万円を受け取って知事を辞任した。世間を甘く見たのだと思う。日本社会では一人勝ちは許さないし、出る杭は打たれる社会だし、弱みを見せると、“死人に鞭打つ”国民性を学ぶチャンスが無かった悲劇だ。幕引きが早くて臭い物に蓋を閉められて再起は絶望的だと思う。結果として都民の税金が使われて、何事もなかったかのように新たな知事を生む。都民の民意も苦労知らずで、変なタレント議員を生んだし、420万票を越す民意が集まった結果がこの体たらくで原因は都民の民意が低すぎたことにある。たかが5000万円で、身も心も売り渡す貧しさはどう考えても寂し過ぎて悲しい。

 もっと寂しい話も聞こえて来た。韓国に弾丸1万発をプレゼントしたと言う。あれほど嫌われて馬鹿にされて欧州でも日本叩きする韓国に、1万発の弾丸を“袖の下”で送る、まるで収賄そのもので5000万円の金より汚いと思う。韓国も、これほど嫌いな日本から命を守る弾丸を受け取って、恩を売って国同士が仲良くなれると思っているのか、どう考えても両国の意図が分らない。日本の自衛隊が一発も銃を撃たなかったと言っていて、弾丸を送ってその弾丸で代わりに人を殺傷する行為を即座に決める危うさは調子に乗り過ぎている。デフレから脱したという虚業の中だが、少し潤いだした感もあるが、実態はこの程度の国がPKOでアフリカを救えるとは思えない。国連から頼まれて、韓国軍が襲われる状況で例外的処理とのことだが、弾薬が収賄の如く動く不可思議に不安が増す。日本の自衛隊も1万発もプレゼントして、随分、大量に弾薬を持ち込んだ意図も知りたい。

 水戸の自動車屋さんからも浄水器の仕事が来て、リース会社の承認がおりたと連絡があった。リースは支払いが遅くなるので、仕事が重なってこのままでは黒字倒産になるので、請けるか思案中だ。つくば市内では、コーヒーチェーン店の浄水装置の話もあって見積りを出した。茨城県の石油メジャー会社からの話でこの話は受ける。最近、少し風向きが良い方向に流れてきて、茨城県のかすみがうら市のひよこの養鶏場の地下水の話もあって現場を見た。時間2〜3tの仕事で、難しい水質だが、ひよこのマンションにしては豪華で、半導体工場並みの施設で、床暖房を完備していた。この養鶏場は伸びると思うので縁があれば請ける。この近くの稲敷郡美浦村役場からも、浄水器の話が来ている。国の予算でつくられた霞ケ浦の公園の中に設置したいとの事だった。

 消費税が上がるので、大型装置の駆け込み需要の問い合わせが、獲らぬ狸ぬきの引き合いが続いているが、慌てなくても、当社では来年中は値上げしないと決めている。岡山の食品会社は時間2トン処理で、1月末に納入する。同じ会社の3か所にも納入する話も内定した。

 春頃には、福島県の複興事業の一つ、最新の“完全密閉型野菜工場”の浄水装置の話もある。同時期に宮城県の農林関係の仕事も決まる見通しも高い。養豚場の装置の更新の仕事も重なって、養鶏、養豚、食品、災害と多方面で当社の仕事が拡がり出した。時間2〜3tクラスの浄水装置の規模は、大手企業では儲からない大きさと金額になるが、当社はこのクラスが合っていて、今後もこの規模を中心にして10インチ膜をフル活用する。仕事が増えて当社のスタッフで賄えるのかと聞かれるが、この程度の仕事をこなせないと中国には勝てない。更に3〜10tクラスの装置を開発も考えている。

 ベトナムから廃水処理の話が再び浮上してきた。当社も忙しく、まず浄水から始めたいと伝えているが、彼等も水ビジネスは必死の課題だし、将来有望な仕事になりそうな感触もある。当社も来年は担当者を固定して力を入れたいと思っている。

 水の仕事がここに来て順調そうに見えるが、ここまで来るのに、悠に10年はかかっている。いい話は続かないし、自惚れると出る杭は打たれる。マーケットが広がると他社も参入するし、目立たず、深く潜って獲物を捕まえる当社で有りたいと思う。未完成の輻射パネルの仕事にも力を入れてきて、若者も意欲を見せ始めて心強い。
私のような大病の持ち主は、日々体調を整えるのが仕事で、“バランス”が求められる。今の社会はバランスが乱れて心身ともに調和が欠けていて、リラックス出来る室内空間があれば欲しい。投資して、美味しい空気を吸いたいので、何でも貪欲に取り組みたいと思っている。
 つくばでは、室内空気浄化の研究が盛んで、私も少し参加して学んでいる。今後の住宅は益々「断熱、放熱、空気の浄化」が鍵になる。塗料の効果に期待し、輻射パネルの販売の準備を進めているが、空気の浄化は、中々理解されにくいし、なじみのない冷暖房はもどかしいが、新浦安の改装が終われば、輻射パネルで温めて遠赤生活が試せると思う。

 今年を振り返って猛スピードで走り抜けてきたと思う。大型の超純水装置も、超音波洗浄機もつくったし、私もおかげ様で、周囲に守られて、体調も良く、着々と野望の入り口に立てた。年末に多くの案件を頂いていて、来年早々に応えたい。今年も感謝、感謝で終えて良い年だったと思っている。来年は、未来を見据えた、“勝負の年”になると見て、努力を惜しまないで働きたいと決意している。

良いお年を迎えて、新しい戦場でお会いしましょう。

筆:川手恒義