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◆ 9月後半の動き2003/09/21 (Sun)

 NPO法人の設立準備に努力をしている。
 だいたい設立の趣旨が固まってきた。
 当初は茨城県での許可申請を行い、1年後に他県に渡る企業運営を目指して、内閣府直属の法人にする予定で、準備を進めている。

 会社の主旨は当社が開発して世界的に通用する装置の製造技術及び販売、水に関するコンサルタント、及び純水殺菌装置水の普及を目指す経済活性化策を考えた法人にする予定である。

 茨城県ではつくばに本部を置いて、東京出張所を開設して全国的な普及組織の基盤作りを考えている。
 東京の水を考える会(仮称)の無料相談室を設けて、新しい企業家や大企業をリストラされる人達にビジネスチャンスを与える場にしたいと思っている。

 東京に事務所を出すため、昔から知り合いの方々に電話で相談すると、このご時世で東京に新しい事務所を開設するという私達の行動に対して、驚いた反応があった。
 厳しい社会とはいいながら、この人達は比較的生活に恵まれた水準の主婦の方であったが、この人達の生活にもやはり世間の厳しさが浸透しているのだろう。
 「川手さんの目は先見性があったのだね、水の商売で生活できるとは正直思っていなかったし、胡散臭い感じで見ていたのだが、今の社会での水の関心度が高くなり、非常にいい商売を選んだ」とほめられた。
 私は、別に胡散臭く思われても、ほめられても、何の感情的な動きはないが、水の仕事は非常におもしろく、たいして儲からない仕事であっても、生涯仕事として取り組む上においては、意味のある仕事だと昔から思ってきた。

 今では超純水装置にいたっては、価格、品質、規模において、たぶん当社は他社と互角の技術水準と製造技術を持つことに成功したし、大型の中空皮膜の開発においても、現在静岡の森下さん、つくばの松岡さん、千葉の阿部さんや同じく篠原さん等に、マイクロクラスターの装置と共に試験販売を行ったが、全員喜んで電話やメールで感謝の報告を聞いて、全国規模で販売することを決意し、東京でNPOの法人を通じて販売することにいたった。


 木更津の化粧品会社に純水装置の部品の交換を行うために訪問したが、非常に当社のマイクロクラスターの活性器について喜んでおられた。
 木更津に出かけたのは木更津そごうが撤退したテナントビルにこの化粧品会社が約500坪から1000坪のフロアを借り切って、製造販売をする計画が進んでいる。
 当社もこの計画に何らかの形で参加するように要請されているので、距離感を計るために木更津の地を訪れた。
 たぶん、木更津と川崎を結ぶ海ほたるの高速道路がたぶん安くなる可能性があるので、一つの当社の拠点になる可能性もあり、訪れたが、まずは東京優先に仕事を進める方が最適な判断だと木更津の構想は先延ばしにする。

 
 続いて、神奈川の洗車場を経営する30代の若者から当社の純水装置を組み込んだ洗車場を計画したいと申し出があったので、現地調査を行った。


 大阪の生駒山の山頂にあるお寺から水の自動販売機の注文を受けた。

 今、日本中のスーパー等に水の自動販売機が置かれているが、この装置の開発と販売を1991年に日本で最初に始めたのが私達のグループであった。

 このプロジェクトに参加した我々のグループ、総額2億から3億の金をつぎ込んで、市場開拓を行ったが、そのほとんどが失敗裏に終わった。
 その理由は、水を販売することにおいて、規制の壁があって、飲料水としての販売はできない。
 いまある量販店が行っている夜間の薬の販売において、テレビを使った対面販売が、法律違反だという古い規制の一種であるが、私達が数億を投入して厚生省と東京都の管理局と大戦争を行い、23区の保健所と大論争を繰り返して、消耗戦で負けてしまった。

 その後、大企業が進出して日本中のスーパーに水の自動販売機を置いて、今日ではどこでも見られる風景になっていった。
 私のことを知っている人達の意見はいつも世の中より早すぎた仕事をするといって、批判をよく受けるが、私はこの装置が当時から全国的に展開すると信じて疑わなかった。
 その通りになったので、批判する人も最近は少し批判の程度が少なくなってきている。

 現在自動販売機の装置は約1台400万から800万くらいの金額で販売されている。
 今、大手のスーパーから当社に自動販売機の製造を再び行うよう依頼されているが、この分野の1番の先駆者として世界で1番安い最高クラスの性能を持った自動販売機を作る計画を少しずつ進めている。

 生駒のお寺に納める自動販売機は、その第1号機のプロトタイプを考えている。
 つまり、100万から150万位の範囲の中で大型UF膜を2器、鉄マンガン・除鉄フィルター、高性能活性炭フィルター、紫外線殺菌装置、オプションで純水殺菌装置を装備した雑菌の繁殖しない次世代の自動販売機を製造する準備を始めている。
 100万から150万で製造販売を全国的に行えば、月に2、3万のメンテナンス費用でスーパー等に販売できるので流通を通さず、インターネットで販売する計画を立てている。

 ビジネスの世界で、結局は競争と技術開発の努力が必要だが、それよりもっと長い長期的な目でビジネスをとらえた視点が必要で10年経った今、私達が社会に格安で高性能な浄水器を提供できる準備が整ったことが新たな戦いの舞台が見えてきたといえる。
 去年、フランスとスペインと韓国に出かけた後に、病気で倒れて4日間ほど水も飲めずに点滴だけで生き返ってきて、目を傷め、心臓を傷め、腎臓を傷め、全身病気だらけの身体になったが、そのおかげで集中力が逆に増して、思ったことが確実に実現できる新たな境地に到達した。

 水の自動販売機の開発、超純水装置の製造販売、大型UF膜を使った各種の浄化器、純水殺菌装置水の装置の販売、新しい柱が次々と生まれてきた。
 最近は、若い人達が競って私のプロジェクトに参加したいという申し出が増えてきているので、もう1度全国的に販売組織の充実とアドバイスを兼ねた行動をとる予定でいる。
 私達の強みは、ビジネスよりも趣味で開発しているので、企業や他の団体よりユニークな活動ができるし、別に生活に窮した形で会社を運営しているのではないので、客を選び、仕事を選んで、会社の規模を大きくせず、売り上げにとらわれず、着実に進んでいきたい。


 10月には殺菌装置の実験に取り掛かるので、希望者においてはいつでもお見せする予定である。
 現在、サンヨー等殺菌装置水の装置は約500万から1000万で販売されているが、私は100万から200万で販売する予定で、現在猛烈なスピードで構想を進めている。