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■ 軟水ほっとサーバーの販売2013/05/25 (Sat)

 一体、この国は誰が支配し、どこへ向かっているのか分からない。成長か衰退か沈没かそれすらわからない。大した話ではないのにマスコミが大騒ぎし、北へ訪問したニュースでも、その行動にアメリカと韓国が不快感を示したと騒ぎ、中国や韓国、アメリカが勝手に行動しても日本のマスコミは非難するどころか、アメリカ追随報道で、日本が動くと途端にやっかみの声が内外から沸く。日本という国は非難されやすいし、明確に意志を伝えないので誤解されて日本人は嫌われて孤立していると思う。平和ボケした意識の中にも、少し危機感が出始めている。

 大阪から、営業日誌を見て電話をしてきた方がいて、つくばに新しい企画を持って見えた。2.5m四方ほどのスペースさえあれば、深さ30mほど掘れる井戸の掘削機が完成したので、膜濾過を提供して欲しいと言って来た。都会の中では、大きな掘削機が入るスペースがないので、掘れない場合が多々ある。今回開発した掘削機で、ビルの地下部分の床をくり抜いて、水を汲み出している。とても面白い企画だと感じた。

 今まで、東京では地下水の枯渇による陥没事故を受けて、取水制限を設けていたが、今度は地下水が貯まり過ぎて、JR上野駅では、地下水の浮力で駅全体が浮き上がりそうなのを、ロープで個定している。「密かに井戸を掘り、地下水を汲み出して川に捨てる」という仕事もあるほどだ。当社には井戸水を浄化して使う技術があるので、掘る機戒を持つ人と組むと面白いと思った。

 今後は水道代や光熱費も上がるので、せめてお風呂やトイレの水が地下水で賄えると、仕事が増えると思う。大阪人らしい提案だったので、井戸を掘って出た水の浄化に、当社のテスト機を送った。

 デフレの中だが、水の仕事は廃れないので地味に努力すると安定している。しかし、日本全体が「不況慣れ」しているので、ここ半年間、省エネ技術に取り組み、原点回帰に取り組んで来た。ソーラー給湯器の仕事、輻射パネルを使った冷暖房、温水を使った床暖房、極薄ソーラーパネルを搭載した軽自動車、年末には特殊な塗料を塗装するリフォームの仕事も請けた。

 太陽光熱源を使った給湯器を、横浜に1台、埼玉で2台、千葉で1台、つくばで1台縁故販売して反応を見たが、天候不順で晴天が少なかったので、思った以上に手のかかる仕事だった。最近は電気を大幅に削減出来る給湯器も出てきているので、これを改良して、次の段階を考えている。ソーラー関連の製品は、電気万能の社会では普及が難しいが、これからは社会がもっと困窮するので、今後は普及すると感じた。輻射式暖房は、厳しい冬の寒さだったが、ポカポカと快適だった。ソーラーコレクター式の床暖房の効果は予想以下だったが、集熱管の量次第で決まるので、需要があれば取り組む。

 防災の仕事は、台東区の公園に高度な浄水器を、東日本大震災の被災地である宮城県にも、濾過装置を開発して納めた。被災地にルートが出来たので本格的な復興が始まると貢献出来ると思う。

 プラントパワーを使った水耕栽培と養殖を一体化したアクアポニクスの装置も完成した。虫対策に苦労しているが、植物の葉は青々していて元気だ。育てたホウレンソウとイチゴを試食したが美味しかった。この仕事は、「仕事」にはならないが、水耕栽培の技術、養殖の技術を学ぶ手段として重要視している。

 温水が使える自販機を新たに開発して葛飾区の店舗に納めた。早速、お客さんからは好反応らしいので良かった。“開発ばかり”の毎日だが、水の世界は金融優先のグローバル社会から見ると進歩が全くない世界なので、頭がボケない程度に社会の変化をとらえて開発を続けている。

 円が70円代から100円代になり、株も急騰して勝ち組は大儲けしたと世の中大騒ぎだが、本来は円高でも円安でもトータルで損得を判断しないと見誤ってしまう。円安になると即輸出が伸びると思うのは浅はかで、売れる商品を開発しないと売れないし、日本全体で考えると円安は損な面が多いと思う。

 株高で大儲けした勝ち組が、今度は、国債の金利が上がるのが心配と言う。国債の95%を日本国民が保有しているのに、利子が上がって国民に分配されることが怖いと言う。心配事は何をしても尽きないし、円高でも円安でも、国債の利子が上がっても下がっても、損をする人、得をする人は双方にいる。騒ぐ必要はない。株は乱高下するし、経済は、未経験の領域に入るので、それぞれ覚悟を決めた生き方が問われる。社会に振り回されたりした生き方では、息切れする。消費増税の実施の景気判断も、八百長景気の数字で決まる。増税より景気を本物に仕上げてから実施しないと、景気は失速し税金は増えない。

 極力集中して大型装置の仕事を請けるようにしている。しかし、話が浮いたり沈んだりして落ち着かない。世間の景気は私が感じるよりももっと悪いと思う。時間3トンの、超純水製造装置EDIの仕事が決まったので。今月末に大型膜フィルターを輸入する。

 この仕事は日本では最大級の超純水の装置になる。井戸を掘る仕事から10インチの大型膜の濾過器、RO装置2基、EDI、ポリシャー、純水循環とフル装備で、ハイブリット仕様にして、施主側に安心感を与える設計にした。今回は儲けより、顧客の安心を優先した。EDIの仕事は、水の世界では高付加価値の領域で、私が参入した当時は数社だったが、今は参入企業が増えて、M工業やKテクノスなど参入し、何れ安売りが始まると思うが、この仕事は装置の価格よりも純度保持が命の世界で、今回の時間3トンのEDIを完成させるとより当社の競争力が高まると思う。この仕事が一段落すると、仕入れた部品を使って完成品の在庫を増やし円が110円当りになれば輸出も始める準備でいる。

 当社の工場に隣接している木工の会社と提携して輸出用に檜材を使ったケースとステンレスを組み合わせた浄水器を開発している。当社のホームクリーンは家全体を濾過してきれいな水をどこの蛇口からでも飲めるコンセプトとして開発してきたが、世間ではボトル水を買ってウォーターサーバーで飲む人が増えている。軟水を経験した人が軟水のサーバーが出来ないかと要望する声もあるし、外国向けに檜のケースを使った軟水サーバーの開発を決め、近く縁故販売する。