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■ 少し知名度があがったのか?2013/03/05 (Tue)

 最近、土浦にホームクリーンを納入したお客さんから、御礼のメールがきた。「おかげさまで、水はずいぶん変わりました。においと色がほとんどなくなり、そのまま飲んでもお茶を入れてもおいしい水です。また、器物(特にトイレ)に色やあとがつかなくなり、洗濯物も白く洗い上げられるようになりました。せっけんを使うとすすいでもつるつるした感じが残りやすいのですが、軟水になっているのでしょうか」

 今までは、お客さんが喜ぶ声を励みに働いてきたが、今は、更にあっと驚かせるほどの成果を上げないと、生き残ることが出来ないような感じがするので、生活の質を上げるような仕事を考えている。

 新事務所への移転が完了した。広い庭が拡がる一軒家で、ソーラー集熱器を始め、改良型のヒートポンプや、足元暖房用のタンクを設置し、輻射熱の暖房と冷房が体感出来る「省エネ体験施設」に改良した。今後は自然エネルギーを熱源にした生き方が最先端だし、客のニーズを先取りした場所に変えて、私自身も楽しんでいる。石巻市から依頼があった、津波の塩分と鉄マンガンに汚れた地下水を濾過する仕事にも目処がたった。この仕事で、私も2度訪問したが、貢献の扉が開けたことが嬉しい。

 世間では“安倍ノミクス”と称される、口先介入の金融緩和が、勝ち組の声援を受け盛り上がりを見せている。2%も物価を上げる経済政策は、馬鹿げているが、現時点の国内環境では他に策も見えないので、とにかく円を安くして輸出を伸ばす破天荒な政策だ。今でこそ国民受けしているが、デフレの本質は怖くて、日本の製品が売れないのは事実で、円が安くなったから売れると言う甘い世界ではない。

 当面は輸出企業の収益は改善し、株価も上昇するが根本的に見直して、国民が潤う生活に変えていかなければ、メッキが剥げる。ガソリン代などは、早くも影響が出始めているし、経済は生生しい嘘業社会だ。今は世界中が行詰まっていて、企業が200兆円を越す内部留保金をすんなりとサラリーとして還元するとは思えないし、豊かな生活など望めない。

 ソーラーパネルを搭載した車が完成した。最近では、軽自動車を改造し、移動型の店舗が流行る予兆が見える。地元つくばでも、人集めに苦労してか路上営業や公園での露店販売も許可する動きもある。「そこにしかない」という魅力的な商品も少なく、個性もなくなっているので、古い店舗形態に人は集まらないし、巨大なショッピングモールが流行ってもすぐに飽きてしまう。

 私はソーラーパネルを車に載せ、自前で電気を得て多目的に使えるようにして、防災や販売車に使える車として考えた。太陽電池の能力も1枚120Wの出力で、厚さ3ミリの極薄ソーラーパネルを4枚ほど載せた。車両を含めて300万円を超えるが、最新の蓄電池も備えて災害時には井戸ポンプも動かせる容量にし、余暇にはキャンピングカーとして使える仕様にした。2台目は、自社のキャンターを改造してソーラーパネルを搭載し、蓄電池車に改造中だ。ソーラーパネル搭載車は、予想以上に反応が良くて開発は楽しかった。

 今回の石巻市のプロジェクトで開発したバイオ濾過器は「ボニート」と名付けた。ポルトガル語で“美しい水”の意味もあって水耕栽培用の濾過装置としても考えている。新たに、石巻市から大型前処理装置の相談があって、「バイオ濾過機:ボニート」に、10インチ膜とイオン交換装置を加えて提案している。

 今回のバイオ濾過装置の開発は、現地の水質が悪く他社が諦めた仕事だったが、逃げずに請けて完成させた。今時甘い仕事はないし、特に零細企業にそんな仕事は来るわけがないので、覚悟して挑んでいる。岐阜のEDIの改修工事は、代理店の武藤氏と共同で仕事が出来た。今年はEDIとRO装置、高性能な装置が売れると思う。得意先の半導体の会社からも時間2トンの大型EDI装置の話があって詰めが最終段階にある。台東区には、2基のRO装置が決まりそうだ。数年前なら、2トンを超える大型EDIは、3000万円もしたが、今後は更に大型化に向かう動きもある。脱デフレの転換期、“高級路線”の方が忙しくなる予感がする。

 新しい人脈も増えて、知名度と中身が整のってきた感じがして、気分は明るい。大変な経済は日本だけではなく、中国も韓国も庶民の生活は大変だと言ってくる。PM2.5の大気汚染、賃金の未払いが2兆円を越し、毛沢東思想の台頭等、友人達も住みたくないと嘆く。突然の繫栄から一転、脆弱な国になりつつある。貧しい生活から技術を学び、世界の工場が誘致されて世界の富が集まった。お金が貯まると、誰しも品位が高まるものだが、逆に民意が下がっているような気がする。長い目で見て、今の相互不信は、依頼心が無くなり緊張感が高まって良い傾向だと思う。私も中国との関係を構築し直したので、気分はスッキリしている。

 私は企業戦士の人生だった。46歳で独立して60歳になって人工透析の患者になった。広島で被爆してから、心臓と視覚障害になったが、病気がきっかけで膜濾過を開発し、常に身体を守る目的で開発に専念して来た。装置を売る目的だけで働いていないので、仕事を楽しんで生きることが出来た。

 昨年の夏から、省エネの延長で冷暖房の開発を始めた。“輻射パネル”を使った冷暖房を体感してから私が虜になった。室内が均等に温たまる部屋は、送風型の冷暖房と比較しても、快適の一言で、普及の為に市販の空調設備よりも安くした。これからは“輻射暖房派”が増えると思う。「光暖房」としても広まっていて、今後に期待が持てる商材なので、新事務所で体感して欲しい。

 輻射パネルを流す温水はソーラー集熱器で沸かしたが、今年の寒さは厳しくて、ヒートポンプも併用したが、温度が足りず、暖房として使いものにならなかった。半ば諦めかけたが、断熱材を学び、送水ホースにもヒーターを組み込んで温度を確保することが出来、零下の日でも、20℃近い室内温度になり、快適な冬の生活が送れた。

 私の仕事はオーナーとして働けるので幅広く長い目で見て、貪欲に挑戦している。自分が感動したものに限り、人が望めば販売し常にニーズを考えて間口を広くし、ビジネスの幅を広げている。ほとんどが趣味と生活の延長で、「好きこそものの上手なれ」で、ひたすら働いていている。

 今回開発した“ボニート”は、ローテクだが、水の技術の塊で受けると思う。ここ一年、不況で全てが変化して返って仕事の中身が充実してきた。内需に転換した効果が出て、ソーラー給湯器を始め、リチウムフェライトバッテリー仕様のソーラーパネル一体型のLEDランプも、連続点灯にする改良技術も得た。今は、ヒートポンプの改良も手掛けて特殊な塗料を使った仕事も若手が技術をつけて確実に伸びた。

 もうじき、厳しい寒さも終えて春が訪れる。ソーラーの恵みも満喫できる季節だが、有機アミノ酸酵素液、プラントパワー2003も少し拡販してTPPに備える準備を始めたい。