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■ 電気なし、ガスなし、省エネ生活2012/09/18 (Tue)

 「井戸水でもエコキュートが使いたい」というニーズに応えて、ソーラー給湯器を開発した。オール電化の夢を持つ人向けに、ソーラーとヒートポンプ給湯器を組み合わせた装置が完成しつくば市、印西市、横浜と設置した。電気なし、ガスなしで、本当に給湯器が使えるのか、雨の時はと心配された装置だったが、完成してみると、なかなかの出来栄えに、凄い装置だと我ながら感心した。

 つくば市に300L、印西市に500L、横浜に500Lの大型タイプを納める。私が目指す電気なし、ガスなしの生活に一歩踏み出した。給湯器のメーカーはいずれも大手企業だが、どの製品も、ガスや電気を熱源にしているので、省エネとは言えない。むしろエネルギーを消費させる仕組みになっていて、やがては電気なし、ガスなしの当社の考え方に駆逐されると思う。当社は、技術でも価格でも、絶対の自信があるので、浄水器と共に、実績をつめば、普及すると信じている。

 “太陽光の力のみ”で稼働する、蓄熱タンク、ヒートポンプ、太陽熱集熱管、ソーラー発電蓄電池などで構成する技術は、本来は零細企業に合っていて、この考え方の背景には、私を含めて「電気代やガス代を支払いたくない」、というドケチと反抗心が強い人たちが増えているので、ビジネスとしては大きくはならないが、日本が貧しくなればなるほど、エネルギーの確保と考え合わせると、貴重で当たり前の装置になる。電気代やガス代がいらないといくら説明しても、スイッチ一つで困らない生活を送る人には、ピンと来ない装置だと思うが、日本の生活が苦しくなるにつれ、電気代やガス代も生活にのしかかってくる。合わせて最もエネルギーを使う冷暖房装置の理想形として注目され出した輻射式パネルを開発している。

 「輻射式冷暖房」をネットで調べて貰うと「かもめ・みなとみらいクリニック」(横浜市)の柴田猛常務理事のコメントがあった。「人工透析では長時間、ベッドで横になっているので、空調が起こす風や室温のムラを不快に思う患者が非常に多いが、輻射式はそうしたことがない」という記述があった。病室の現状をよく知る意見に驚いたが、空調の強さはこの言葉以上に、冷気が強い。オフィスや家庭で使われている対流式の冷暖房は、温めたり、冷やしたりした空気を強制的に送風するので、冷房時は手足の冷え、暖房時には顔の火照りを招きやすい。ここでも、多くの空気を動かすのでエネルギーの4割を空調が占めるという記事もあった。

 現在の空調は、対流式がほとんどで、輻射式”を望んでも導入コストが高い。水を垂れ流して冷やすので、ラン二ング費用がネックで普及しなかったが、ホースメーカーのトヨックスはポリプロピレン樹脂製のパイプをパネルに張り巡らし、冷温水を循環させて冷やす簡単な冷暖房装置を扱いだしたし、ホースの中に夏は冷水を流して冷やし、冬は温水を流して温める。また、旭化成ホームズも、三協立山アルミと共同で「冷暖房輻射パネル」を開発し、(株)ササクラも、快適さと省エネルギーを両立できると謳って放射空調システムを販売している。夏は20℃、冬は26℃と常温に近い水を流す事で快適な環境になると言う。調べ出すとほとんどが“アルミ製”で本体はもちろん、工事費が高かった。

 私も、一日おきに長時間ベッドに横たわる生活なので、今の空調を不快に思う一人だ。そこで、輻射式冷暖房パネルを当社でつくり、安くて簡単な工法で、“熱源はソーラー”と決めて安価な輻射パネルの素材を探した。世界は広く、適当な素材が見つかったので、近々、3台ほど製作して試してみる。

 気候変動が激しく、暑さも寒さも年々厳しくなっている。しかし、新しく当社製の暖房が完成間近なので、今は待ち遠しい。横浜で8月から9月いっぱい、冷却水を回して輻射式冷房のテストを行い、約10℃の冷水を気化させて冷房効果も確認できた。冷房は成功したので、今度は温水暖房を確かめる。旧来の空調設備は、高齢者や女性は冷房の風が身体にこたえて、毛嫌いする人は多く、完成すると喜んでもらえる人に買って貰いたいと希望している。

 世界中で混乱が起きて、デモが勃発している。隣国中国では反日運動が激しく盛り上がっている。中国国内の不満分子が意図的に日本をターゲットにして、日本を揺さぶっているが、この動きに覇気を失った呑気な日本人の生き方が問われだした。アメリカに軍事、防衛を丸投げし、安い労働力を中国に依存し、1000兆円もの債務で先進国に仲間入りして、まやかしの繫栄で生きて来た日本は、誰から見てもおかし過ぎるし、嫌われる側面はある。この際、日本人も怠惰な生き方を改めて、曲がり角に立った社会を見直す機会ととらえないと、国が崩れ始めると危惧する。

 反日運動は拡大するし、中国船が大挙領海侵犯すると思う。脅して領土をとる手段は中国の常套手段で驚くに値しないが、海洋資源があると見て、岩だらけの小島ごときに、全てをかける民意の低い隣国の考え方に悲しくなる。デモも略奪も、領海侵犯も、自由に大暴させて、その姿を世界中の人に見て貰えばいい。日本人は、隣国に好かれない国民性だとしたら、資源もないのだから、技術力を磨いて経済力で勝って、嫌われる国になるというのも、ひとつの手段だ。中国とビジネスを通じて強く感じることは、中国経済は欧州より悪く、厳しい印象を受けていて、中国経済は日本と同等に偽りに満ちていて、真実は崩壊し始めている印象を持つ。

 NHKや民放が、マスコミと称するのなら、各社がライブで暴徒化した映像を世界に流すべきだ。中国に在住の日本企業にも影響もでるが、私達には何も出来ないのが現状だ。中国にこのまま、留まっていても大丈夫だろうか?日本に帰ったとしても、働く場所もないし、労働者もいない。老人ばかり頑張って国を守っても物を生産しても、どこに売り先があるのか?生きるのに、中国に土下座して買って貰うつもりなのか?一人一人が世界の中の一人として問われている。

 NHKで韓国のサムスン電子社が水処理膜に参入すると報道があった。暗いニュースばかり目立つがこのニュースも刺激的で私にとっては良い兆候でもある。麻紀と麻衣子を急遽韓国に派遣して膜を見に行かせる。5年前から当社では既にこの膜を扱っていて、驚くには当らない。むしろ仕入れ先が多様化して、当社にとっては朗報になる。又、反日感情の中、水野を中国に派遣し、ヒートポンプの改良版の製作に中国の社長と共同作業をして、日本人の技術力を直に示すことができた。

 当社の力は微々たるものだが、実績を買われて、水処理膜を使った高度濾過装置が台東区で指定装置にもなった。サムスンがこの水処理膜に進出して膜の知名度が上がると仕事がやりやすくなると見ている。当社のホームページ上には、「ダイレクト膜」として掲載し、販売価格も公開している。当社はこの膜を世界に先駆けして実用化し、ホームクリーンに組み込んで販売して来たが、世間では、この膜に理解度が浅くて、普及が遅れていたが、今後は水処理の主役になると思う。

 当社が、超省エネのソーラー蓄熱タンクをつくっても、輻射パネルをつくっても、小さい会社なので、評判にはならなかった。日本人は大手企業を崇拝心が強く、案外無知でもある。盲目的に信じていた技術大国も、結局は韓国や中国に抜かれて、大した実力ではなかった。TPPが決まると、大手企業の実力では、どんどん縮小してやがては消滅すると思う。私は、昔から日本では生き残るには、一社一名が理想で、その準備として若者を育てて来た。今回、若手の女子社員が訪韓し、サムスンの膜を見に出かけるが、自立への一歩だと見ている。

 晴天が続き、関東は雨が少なく、水不足が心配になる。水不足、エネルギーと不安が広がると、コミュニケーション不足になり、人間関係も乱れる。つくばでも、井戸水が枯れた話も聞く、次は雨水を考える時期に来ていて、ダイレクト膜を準備している。しかし、経済が停滞してデフレが止まるどころか、消費が全くなくなる気配もある。

 ニューヨークでもサンフランシスコでも、店舗経営から、バスや乗用車を改造した移動型経営へ移行している。韓国でも小型車を改造した店舗が主流になりだした。当社も、つくばのショールームを、来年2月末で閉めて、災害用浄水器を車両に搭載するため、小型車を改造している。屋根にはソーラーパネルを載せて蓄電して、蓄熱タンクも載せて、お湯も冷水も使えるようにする。室内には、輻射パネルも載せて、冷暖房効果を体感して貰う。

 私の周囲を見ても、日本人の意識の中には不思議な安心感覚があって、中国と争っていても、景気が悪くても、「私は大丈夫だ、病院勤めだし、公務員だし、お金も保障されている」と思っている人がいる。つくばは特に、公務員が多く、科学都市の名残に酔っているのか、少し庶民感覚から離れている。消費税が上がっても、顔色一つかえないし、電気やガスを使わない装置をつくっても信じられないと笑う人もいる。しかし、現実は甘くはないと思う。

 ここ2年以内に、「膜フィルターを買って備蓄してほしい」とお願いしても、余裕なのか、お金がないのか、無関心なのか心がつかみにくい。身近に数多くいたお金持ちも減り、“待ち”と守りの姿勢で生きている人が目立つ。消費増税が施行されると、フィルターの価格も高くなる。お金に多少の余裕があれば、自分の装置に合う膜フィルターぐらいは、自分で備蓄してほしいと願う。

 起業してから24年が経過したが、水の自販機を開発し、有機肥料のプラントパワーを財団に売って、資金をつくり、常に開発して生きて来たが、最近は、ソーラーの仕事に手ごたえがある。ヒートポンプを使った冷暖房の技術も、輻射式パネルも自社製で揃ったし、大型ヒートポンプもカミヤタマゴさんに納めるまでになった。小型のヒートポンプを災害用の大型RO装置に組み込む予定で進んでいるし、来月には、EDI装置の見積りも出す。

 新浦安本社を改造して、ヒートポンプ、風のない空調設備の相談室、“体験型ショールーム”として開放する。電気やエネルギーを自らの力で生みだす仕事に力を注ぐ。大手を凌いで、技術は業界一、工事費は大手並みに貰っても、本体価格は安くして、永続性のある会社として成長を期したいと願っている。