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■ 今、変化の時に新製品2012/07/20 (Fri)

 最近の大雨による土砂災害、いじめ報道を見ていると、マスコミが大騒ぎして、日本の暗い部分をほじくり出して、不安感を煽っている。災害が頻繁に起きるので、今後、どこに安住の場所を求めればいいのか、考え込む毎日だ。地震も週に数回起きて、大地震が来るという学者もいる。突然、竜巻が起きたり、地方の都市に近い場所に集中豪雨が起きて河川があふれ、堤防が決壊したり、自然が荒れている。停電や断水が起きて、困り果てた姿が映像で伝えられる。これからを生きるには、自然災害と向き合う覚悟が必要になるのに、まだまだその準備が整っていない。

 日本は戦後、すぐにアメリカに保護されて、心も体も骨抜きにされた。経済大国となって我を忘れ、愚鈍な国民になり果てた。未だ、バブルの再縁を夢見る政治家もいて、増税して、経済成長が出来るかのごとく言う学者もいる。

 私は世間に粉動されずに、今回、次世代の仕事として、“ソーラー熱源”に投資をした。岐阜の代理店の友人に、電気工事の専門家がいて、今回100kWの太陽光発電事業を受注し、メガ・ソーラー時代に合った力を備えだした。

 当社は、新しい冷却システムに成果が出て、横浜市の顧客に太陽光パネルとソーラーコレクターを組み合わせて設置することになった。300Wのパネルを5〜7枚使って、蓄電池でヒートポンプを動かして複式型冷房装置を付ける。温水もソーラー給湯器500L2基納入する。つくばでも300Lの装置をつける。

 新製品のねらいは、安い蓄電池をつくることだった。パナソニックが出した、10kWのリチウムイオン型蓄電池が700万円もする。この金額は庶民の生活からすると、考えられない。私たちは、4.8kWの蓄電池を約50万円くらいで販売するので、3基つけても150万円ですむ計算になる。水の世界でも安売りの川手といわれて馬鹿にされたが、世間は崩れ出しているのにも関わらず、余りにも価格の差がある。

 夏は冷房、冬は暖房に切りかえて使える新しい製品が生まれきた。近頃、ホームページをみて、メガ・ソーラーに進出を考える会社から相談がきたが、不動産業者、証券マン、その中に友人もいる。異業種の人が取り組めるのかと心配になったが、ソーラー発電の仕事は、誰でも参入が容易で、ソーラーパネルと、三菱等が製造するコンディショナーがあると出来る。この仕事は、パネルの仕入れ、パネルの架台、パネル敷きの労働集約産業で安く製作するには、労働力が鍵になる。

 3.11以降、日本人は危機感に満ちて変化することを期待したが、変わらなかった。私は臆病だし、汚い生活はしたくはない。汚れたトイレにも入れないし、災害にあっても避難所では暮らせない。3.11の時、つくばでも停電が起きて、最初は被害者ぶって暗い中耐えていたが、我慢しきれず、自らつけたソーラー式街灯の下に向かった。闇夜の生活も嫌いだ。つくばも街中が真暗闇だが暗いのが好きなのか、だれも、ソーラー電気をつけようとしない。ソーラーパネルと蓄電池があれば、灯りは心配ないのに、反応がない。

 浦安では、液状化が起きて配水管が断裂して、お湯が使えずお風呂に入れなくて困ったと聞く。私は透析を受けないと死ぬので、電気も水も住まいも、透析の病院も数ヶ所準備している。断水しても地下水、浄水器は完備しているし、給湯器は停電でも、断水でもヒートポンプが使える仕様にした。大きな投資だ。平時に使うと、光熱費も水道もいらないので、投資をして貧しくなったが、快適で安心な生活は出来るようになった。

 ソーラーと、軟水器と、ヒートポンプを組み合わせ、温水、冷水が出来る。使ってみると夏は令水がよかった。温暖化が進むと、集中豪雨が各地で起きると学者は警告していた。しかし、準備は行政に丸投げして、個人で自分の命を守るという意識が無かった。福島の原発も地震が起きて大きな津波が来ると警告されていたが、東電は黙認し、東電全盛期には逆らう者はいなかった。しかし、強いうちは素直に従うが、落ち武者狩りのように、弱くなると豹変して襲いかかる習性がある。個人になると無関心、無気力、電気や水道が止まったりする心配はしても、行動しないし、備えない。実際に大雨災害で停電が起き、水道が使えなくなると、助けを求めて大騒ぎする。

 数人で少しずつお金を出して、蓄電池を高台に置いてソーラーパネルを数枚備えるだけで、非常時に役立つ。救援部隊にすがる姿は、憐れで、準備不足過ぎると思う。緊急の場合には、蓄電池やパネルくらいは送ってあげるし、少しくらいは、自分を守る為の投資をして自己防衛に力を入れないと、困るのは自分だ。

 当社は井戸水対応型の浄水器と、井戸ポンプを動かせる蓄電地が揃ったので、ヒートポンプで軟水の温水、冷水をつくることが出来る。冷水をつくって温度を調べたら13℃になった。冷蔵庫に近い温度で、これなら使えると思った。顧客の中には、深夜電力が安いのでエコキュートを買ったが、思ったより電気代がかさむ、災害の時役には立たないと言うという人もいる。私自身も、ソーラー熱源を使い、節電が出来て、移動も簡単に出来る、飲用水の装置が欲しいと思ってつくった。災害時に簡単に持ち運んで移動が可能であれば、場所を選ばずにお湯をつくることが出来る。

 ヒートポンプの技術はとても便利で、この技術で、輻射壁冷暖房が出来るアルミパネルのメーカーとヒートポンプを使って冷暖房設備の開発も始める。しかし、いつも売れると思って開発しているが、見せる人も、皆素晴らしいと驚いてみせるが「ほんとうなの?」と猜疑心がちらほらと垣間見えるので、中々、売る気持ちになれない。

 日野正平さんが出演する“心旅”という番組をよく見る。視聴者の思い出の地を訪ねる番組で、年配者に人気のある番組だ。自転車で回るのだが、登り坂が続くシーンでは、気の毒なくらい苦しそうな息遣いだが、下り坂になると「人生下り坂最高!」と粋なジョークで笑い飛ばし、世相を皮肉っている。人生、下り坂万歳、落ちぶれた老人の悪知恵と、技術の達人の水野が一つの坂を乗り切ったら、いろんな形の専門家が集まって来て、新しい仕事の相談が増えている。

 高齢化が進む現代、社会は新しいライフスタイル、つまり年金暮らしの生活が標準レベルになると思う。消費税に反対した議員が路頭に迷って、増税に賛成した政党が談合するなど、逆ではないかと思う。まったく変な世論だ。私の顧客の多くは、富裕層と病院の関係者で、消費税や電気料金が多少値上がりしても、影響を感じない人達だが、3.11以降、蓄電池やソーラー熱源に興味を持つ声が聞こえて来る。

 温水の活用は、身体を洗うのはもちろん、自動車の油汚れなどを洗浄したり、野菜の新鮮さを取り戻すために50℃の温水で洗ったり、冷凍食品の解凍をしたり、プールにも使えるし、気軽に温水が出来れば用途はどんどん広がる。また、冷水の活用は、サウナ後の冷水風呂と同じように、熱い時に冷たいシャワーを浴びることも出来る。冷水を浴びることで毛穴が閉まり、体内に温度を保つので、身体にいいという。

 お湯が使えないと、生活は成り立たない。生きるための心臓部の装置を全くエネルギーなしで使える装置が完成したことに、誇りと喜びを感じている。希望者には、電気代なしでお湯が沸く給湯タンクの試作器をショールームでも見て貰えるようになったので、興味のある方はご一報頂き、見に来てほしいと思う。