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■ 低価格ソーラー蓄電地、モニター募集2012/02/19 (Sun)

 4年以内に、震度7以上の首都直下型地震が70%の確率で起こると発表されたことで、大きな反響が起きて、数字が70%から50%に修正された。昨年来、地震の回数も増え、震源が関東に近づいている予感もするが、個人の力では何も出来ない。この話も、月日が経つといつも通り冷めて、緊迫感に乏しい。私は地震も恐怖だが、電気代の値上げが新たな恐怖になると思う。私は、これに対してささやかな対抗処置として、あっと驚く価格での太陽光発電システムの提案を考えている。

 獏原人村に住んでいた建築家の友人から紹介された、横浜在住の方が、防災に備えて井戸を掘りたいと相談があった。都会の中で見事に井戸が完成したが、水質検査で“飲用不適”の結果が出たので、特別に工夫した浄水装置を製作した。3.11の震災時は電気が止まり、生活用水の確保も出来なかった。関東地区でも飲料水が不足し、帰宅困難者も大きな問題になり、町の灯りも消え、影響は全国に波及した。原発の事故は、大震災をより複雑にし、30%を占めていた電気の供給源がなくなって、電気万能時代の終焉でもあった。日本の脆弱さが暴露されて、戸惑った人も多い。

 私は、この災害を受けて、井戸水で生活する人から、ポンプを動かす為に太陽光発電を使うシステムが欲しいと要望された。手始めに工場に組み込んで日常で使ってみたが、初期投資だけで、後はタダで電気を使える不思議さに感動した。事務所の駐車場にも、太陽光発電で、LED街灯を点灯して喜ばれたが、まだビジネスにはつながっていない。しかし、東電の値上げが進み、深夜料金も廃止になれば、益々夜間が暗くなるので、需要は必ず出て来ると思う。

 井戸水を使う仕事を商いにする以上、停電時に使える技術の提供は本業だと思っている。独立型の太陽光発電システムに投資をして来たが、横浜の方もとにかく電気が心配で、非常時に井戸が使えなければ、致命傷になると話された。東電が事実上破綻した今となっては、電気の信頼性は低下して、国民の意識も変わりつつある。

 自然エネルギーを勉強し出すと、東電の横暴さの壁にぶち当たる。エネルギーの技術開発が遅れた原因は、東電が電気事業を独占したせいだと感じる。私は、全ての電源を太陽光発電に変えなくても、使用する電気の一部から始めてみることが重要だと思う。自らの手で電気を生み出すシステムを標準化して、まずは自宅で使ってみて、春にはお客さんの家で体験してもらえるよう、準備している。

 最近は、国も、社会も、人も、老齢化が進み、国自身の力が落ちている。本当に震度7の地震が関東に起これば、きっと日本全てが崩壊する。水や食料があっても、東京が崩壊すれば、自ら確保するのは至難のことだと思う。私も、大混乱になった3.11の震災を経験して、病院関係も踏まえて、新浦安の本社の機能を、大幅につくばに移した。

 政府と東電の“電力経営権争い”が始まったが、残念ながらどちらが勝っても国民の利益にはつながらないと思う。今まで通り東電が主導権を握ると電気代の値上げ、政府が国営化を図ると税金の投入が始まって大した違いはない。東電はこの場に及んでも賠償を遅らせてコストがかさんで経営が出来ないと世論を脅し、原発の再稼働に追い込むと思う。政府も表舞台できれいごとを唱えても、責任を回避しながら原発の再稼働に動く。この動きは、消費税論議より国民の負担は大きい。私はささやかな反抗策として蓄電システムを開発して社会の動きに逆らいたいと思う。

 300Wの大型パネル1枚を基本にし、予算があればパネルを追加する形で、必要な電気を生む仕様にし、深夜電力と組み合わせた方法でとにかく値上げ分を取り戻すコストでの販売を考えている。東電は、4月から企業向けに17%、家庭用は5〜10%の値上げをする。これが実行されたら、社会情勢は大きく変わる。いずれは水道代も上がると思う。通信、運輸、農業、値上げの影響は、全業種に及んで、個人の生活に迫ってくる。日本人は、電力会社の宣伝に乗ってオール電化に切り替えて来たが、実際に電気代が10%近く上がった請求書が届けば、厳しさに気がつくと思う。

 私はパネルを安く買うために、インドと中国のパネルの価格を調べている。日本製は価格が高すぎて論外だが、インドも税金と手数料を含めると安くない。日本に合う周辺機器を揃えるにも時間がかかるので、当面は300Wの太陽光パネルに絞って、中国から仕入れている。私の計画を、知人らに必要性を尋ねてみたが、概ね関心は高かった。

 市販されている蓄電式太陽光発電で、一番安い会社を調べると、25万円だった。仕様は80Wのパネルに、蓄電池は26Wだった。価格はとにかく、これでは小さいので、自宅のベランダに300Wのパネルを付けて、成果を確かめて見たい。この開発が成功すれば、当社の浄水装置の価値は更に高まると確信している。当社のホームクリーン装置が、停電時にも太陽光で電気が使えれば、お客さんの大きな安心になる。

 埼玉の方から、井戸水から基準値の20倍のマンガンが出たと相談があった。こちらとしては、20倍の値を基準値以内に下げられるかが心配で慎重になるが、客側からすれば、なるべく安く買いたい一方で、中々話がかみ合わない。今の世相は買い手が有利だが、情に負けて安く売ると、メンテナンスの費用も出ないし、安く買っても結局はお客が損をするので、よく話し合って、相互の理解が深まれば製作する。印西市の方から濾過装置の相談があったので、現地調査に出かけた。お客さんは、受水槽タンク内の汚れをみて驚かれた。ここまでひどいとは思っていなかったようで、すぐに装置とタンク内清掃の仕事を依頼された。

 今年の冬は世界的な大寒波で、特にヨーロッパが厳しく、死者の数も多い。日本海の豪雪地帯で、60〜80歳の方が雪下ろしをする映像を見ると、10年後の日本は絶望的に思えてくる。不慣れな人も多い中、雪下しによる事故も多発して、死者は1500名を越えた。私はいつも思うのだが、真に日本に技術力があれば、このような雪災害の惨状を少しでも解決する技術を開発して欲しい。“技術”は雪を解かすような庶民の身近に備える製品の開発でないと、真の技術ではないと思う。世界を見ても、オーストラリアは洪水、アフリカは大干ばつで、地球自身が気温を調節してバランスをとっているようで、人間は改めて無力だと思う。

 ホームクリーン装置の客層も変わりつつある。今までは、オール電化のお客が中心だった。最近は非常用に自宅に井戸を掘る人も増え、軟水化まで望まないが濾過だけの安い装置を買いたい人も増えている。また、ホームクリーン装置の普及に伴って、納入してから古い人で4年以上が経過しているが、メンテナンスの業務が忙しくなっている。2年を超えた方には、定期的にメンテナンスを受けてもらいたい。また、出来る方は2年毎にバージョンアップもして欲しいと思う。この装置はどんなに探しても他では買えないので大切に使って欲しいと思う。

 今回、インドのプネ市へ若手3名を派遣したが、無事帰国した。今後も私はチャンスをつくって勉強を兼ねて海外に行かせる予定でいる。日本も生き残りを考えると、インドとミャンマーしかないと思って可能性を探っている。インドの排水処理用にも、ダイレクト膜が有望なので、まとめて購入を考えている。技術は芸術でも学問でもなく、自己防衛と自立から生まれるのでこれからが本番だと思っている。

 九州大学に納入した純水装置のメンテナンス依頼がきて、凝固剤のメーカーにもRO装置を納入した。筐体の仕事は、首都大学東京と、東大の医学部と、合計5台を納入した。1月は寒くて、水の仕事は暇になるが、水以外の仕事も増えて有難い。

 NECが1000億円の赤字を計上し、グループを含め社員一万人超の解雇が決まった。東芝もソニーもシャープも2000億円を超える赤字、パナソニックはのれん代を含めて7000億円の赤字だ。電気業界、造船、鉄鋼と軒並み崩壊している。日本の産業界は円高と国内不況が重なって火の車で、隣国の中国や韓国メーカーに追い上げられ生き残りすら難しい。先月発表された貿易収支も、31年ぶりに赤字になった。この赤字は、今後も続くと思うし、ボコボコに叩かれて、目覚めるしか方法はない。

 4月には、蓄電池システムが完成するので、関心のある方に披露して、普段は電気代の値上げを補えて、災害時には、最低限の生活が賄える能力を備えた低価格ソーラー蓄電システムを披露する予定でいる。興味のある方で、このモニター計画に賛同して頂いた方は、いち早く設置したいと思っているので、電話で問い合わせてほしい。【電話:029-858-2766】