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■ 自然に戻る生活革命を実現2011/07/21 (Thu)

 エコキュートやオール電化の時代から、節電が叫ばれて、少しムードが変わってきた。東電の友人からメールを頂いて、私の仕事へのアドバイスを受けた。参考に『』内に部分掲載し、私の考えを添える。

『東電の電力供給はご存知のとおり大きな打撃を受け、福島第一原子力発電所においては、原子力災害となりました。今夏の供給においては未だ不透明な部分がおおく、先走りしている「数字合わせ」やマスコミの報道に頭を痛めているところです。原子力政策や政府や東電の対応について、川手さんの思われることはごもっともだと思います。また、自然エネルギーの利用に関してもおっしゃるとおりですが、電力会社やメーカーもしっかり考えています。一般家庭程度であれば、上手に太陽光発電できれば自給自足は以前から可能であると考えられていますが、一番のネックは保守体制です。あとは、夜間にシフトさせるための発電力と蓄放電設備です。昨年に東芝の工場の展示会へ参加してきましたが、東芝でも大容量の電源装置を実機試験している最中でした。それも近年中に市販できる見込みがあるとのことでした。スマートグリッド構想は実現にむけてどんどん加速されると思います。エネルギーのみではなく、もちろん「水」もです。川手さんの取り扱うリチウム電池について、ひとつだけ気になることがあります。リチウム電池は高密度かつ高容量ですが、いかんせん危険物です。故障した際、発火だけで済めば御の字で、爆発することもあります。そのため、さまざまな規制が課せられていますがパスされていますでしょうか。』

 私が扱っているリチウムイオンバッテリーのメーカーは香港に本社があって、自動車向けでは世界シェアの60%を占めています。危険物で、安全ではないという指摘はよく分りますが、この指摘どおり、我々が導入を見送った場合、日本で安全なリチウムイオンバッテリーを買うことが出来るのでしょうか?東電の立場であれば、いそいそと製品を持ってくると思いますが、将来は、リチウムイオンバッテリーの方向に流れます。その為に、研究をしているだけで、今のところ販売をするという考えはありません。

 『川手さんの取り扱いされている電池やパネルには、以前にもお話しましたが興味があります。医療関係で多くの需要があると思っておりますが、医療機器へ電源を供給するためには、多くの試験をパスする必要があります。そのご予定はいかがでしょうか。また、保険関係はいかがでしょうか。』

 医療分野への販売は、全く考えていません。なぜなら、この分野も技術以上に商習慣がオープンではありません。経済性に着目して導入するという純技術という考え方もありません。その為に、医療費はどんどん高騰し、病院経営を圧迫しています。私の経営方針は、請われれば売るというスタイルで、営業もPR活動も極力抑えるように指示しています。

 先般インドに行って、ソーラーパネルの調査をして来ました。日本製のソーラーパネルの評価として、博士号を取った専門家からデーターを見せて貰いましたが、価格・品質、何れもアメリカが断トツで、中国は6位、日本は“ランク外”でした。ヨーロッパ圏でのシェアは中国がトップで、70%を占め、アフリカ地域でも、アメリカと中国がシェアを分けています。ここでも日本の名前は全くありません。何故、日本製が売れないのかと聞くと、個人の見解として、パネルの肉厚が薄いこと、外国では砂漠などの過酷な環境下で、長年風雨にさらされるので、頑丈なパネルでないと耐えられないと言っていました。当社のような零細企業の会社が、リチウムイオンバッテリーとか、ソーラーパネルのサイズをオーダーで決める販売を希望しても、日本では、量が少ないと購入することも難しいし、コストも安くはありません。その為に、自由に注文すれば、買えるメーカーは、海外しかなく、やむを得ず、外国から購入しています。3年前から比べると、外国の技術レベルもアップして、コストを考えると、私は、日本製は使えません。リチウムイオンバッテリーの会社が、どの試験にパスしているのかと聞かれれば、調べますが、大型車では国際規格に合っていると思います。日産自動車が、使い終えたリチウムイオンバッテリーを太陽光発電の蓄電池として使う研究を始めましたが、この分野を2年前から狙っていて、リチウムイオンバッテリーの性質、コントローラー等の調査をしています。

 日本の規制に縛られているだけでなく、世界の動きにも関心を持って下さい。東電の役割を我々が希望するとしたら、世界標準の技術を開発して、日本の零細企業に供与するのも一案です。大手企業が、太陽光の蓄電池に参入しても日本のコストでは無理な気がします。福島原発の問題で、我々の仲間が、厚み6ミリのステンレスタンクを14基緊急に製作し、ある会社を通じて納品しました。加工賃は190万円です。うわさですが、その会社が東電に一台1000万円から1500万円以上の装置にして納品したそうです。このコスト高では、世界には通用しません。汚染水のろ過設備も東電で作れるでしょう。これを機会に東電の技術力を示して下さい。マスコミの攻撃による苦悩は、同情します。マスコミのレベルの低さは同感です。しかし、宮仕えも大変だと思いますが、十分な給与がもらえる環境を感謝して頑張って下さい。今回の事故で独占企業の怖さ、その実態に触れた国民は、もっと戸惑っています。日本人は、日本以外の技術は信用できないとの考え方がこびりついていて、柔軟性に欠けている気がします。こうした考え方は、貴方だけでも捨てて下さい。中小、零細が、新しい技術を開発して、東電に持ち込んだ場合、厳しい基準と規制で門前払いをするのではなく、安い技術も取り入れて下さい。原発が止まると30%の電力を失い、節電生活になると警告されていますが、日本の国は先送り、誤魔化しが得意で、数字通りにはならない国だと思います。

 日本以外の世界中の国では、着々と自然エネルギー技術の開発と設置が進んでいます。日本が遅れている理由は、規制や独占企業の壁が、民間企業の開発意欲を殺いでいる結果だと思います。大手企業が補助金と政府の援助でがんばる限り、自由化が遅れます。私は早晩にも、電力不足の生活で混乱が起きて、自由競争の流れが加速することを望んでいます。一般家庭を含め、零細でも大手でも、自由化に向かうのが普通の姿で、極めて細かくシステムを組めば、保守点検や備蓄も、案外簡単だと自身の体験から実感しています。日本人は電気のない生活を経験したことがない、安全大国で、例え高い電気料金であっても、東電が供給する潤沢な電気でぬくぬくと生きて来ました。自然エネルギーは天候にも左右され、不安定で日本人には馴染まない技術だと思います。東電が今後、賠償金を支払い、自然エネルギーが増えて、その負担分をどんどん電気料金に加算すれば、日本人は目覚めます。支払いを苦にして、大手企業にコントロールされない自然エネルギーを求めると思います。自然エネルギーの利用は個人レベルで、ささやかな楽しみの仕事です。個人の力で進めれば、簡単に節電生活を克服出来るし、不便でも楽しいと感じるはずです。地元の建築会社の社長と工場の大家さんと、仮称「つくばを明るくする会」を立ちあげて、太陽光発電で点灯する街灯を格安で製作する準備を始めています。私の担当は、ソーラーパネルとLEDランプの入手で、蓄電池は武藤氏が担当を予定し、水野がシステムと技術全般を担当します。筐体と支柱は、スリランカ人の技術者が担当し、設置と施工は建築会社が担当します。個人の家周りを照らす街灯を建てるという露天商並みのビジネスで、大手企業には不可能な地味な仕事です。今月中には、特注した1uの太陽光パネルが入荷します。

 バイオマスタンクも完成しました。直径2mになる組み立て式の球体タンクで、被災地で使えると思い緊急に輸入しました。組み立ててみると意外に大きくて、容量5㎥の水が貯水出来ます。このタンクは、バイオマスタンクで、アフリカや中国の農村部で広く使われています。生活雑廃水や、排泄物を発酵させることでメタンガスを発生させる、自然エネルギーのひとつです。今月も、問い合わせがあって、茨城の養豚場で、排尿処理に困っているので訪問しました。日本でも既にバイオマスは自然エネルギー源として注目され、補助金で開発されていますが、補助金が絡むと価格も高くなり、また規制も多くなり参入を妨げます。

 
 7月13日に「放射線汚染から子どもを守るために・その影響と対策」というセミナーが市ヶ谷のホテルで開催され、若手の樋口と上田が参加した。当社が放射性物質対策用に開発したRO浄水器と、業務用の2機種を展示した。

 先日、ホームクリーン装置を、倉木さんという友人に販売したが、その方からお礼のメールを頂いた。
【先日は厳しい暑さの中、装置の取り付けを本当にありがとうございました。その後しばらくは消毒の匂いも残りましたが、今ではすっかり口に含んでも匂いは残っておりません。水道から水を出して、洗い物や掃除(お風呂掃除のときは毎回、軟水で泡切れの良さに初めて感動した新浦安のお風呂掃除の日々を思い出します)、お風呂はもちろん洗顔や歯磨きの時など日常で水に触れるたびに気持ちよく、感謝の気持ちでいっぱいです。電車に乗っているときでさえ、自分の肌のサラサラ感を腕あたりで感じて一人幸せな気持ちになっています(先日は寝ているときに一人お腹を触っていたようで、さすったまま目覚め自分でびっくりしました)また飲料水にしても水道からそのまま飲んでも軟らかくてすごく美味しいし、料理やお茶もすべてがまろやかになりました。感動しているのは私だけでなく、もともと軟水ファンの彼はお風呂に入る前から毎回ウキウキして、あがる度につるつる感を一人で楽しんでいます。顔を洗う前にも毎日「軟水で洗ってくる」と言い、歯磨きのたびに水の美味しさを感じています。初めて川手さんにお会いしたときの「銭湯の軟水よりも良い、世界一や」の一言でかっこいい〜と憧れているようです。お父さんもお風呂から上がってきたときの「すごいいいね」の一言があり、アトピー系の一家なので肌で感じると‥指がキュッキュして、浴槽もキュッキュすると驚いておりました。本当に家族全員が軟水に変わった生活に感動しています。】
感謝の言葉を頂いて素直に嬉しい。

 小さな子供さんを持つお母さんに頼まれて、小型のRO装置を開発し縁故販売を始めた。つくばでは伊藤さん、吉井さん、草刈さん、峯岸さん、繁国さん、千葉では小川さん、大城さん、東京は渡辺さんに販売した。残りの50台の部品が届いたので、希望者に順次販売したいと思う。7月の22日から27日まで水野を西安、北京に出張させる。中国も経済の内容が怪しいので、勉強を兼ねて軽い気持ちで行くように伝えた。