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■ インドビジネス2011/01/24 (Mon)

 昨年の12月16日からインドに市場調査に行って貰った。インドで合弁会社をつくる話があるので、その準備に、2月21日、インドで水事業を始めたい会社の取締役3名が来日することが決まった。私も少し動ける間に、一度はインドを訪れたいので、病院の調査も同時に頼んでいる。

 今回のインドでの水事業はとにかくニーズがありそうなので、前向きに考えている。インド・中国は、断トツの経済成長国になってきて、ここ10年は躍動感に満ちた国づくりが見られると思う。今は、インドとのパイプづくりに取り組めるチャンスで、大きな仕事になりそうなので、このプロジェクトは成功させたい。ビジネスパートナーは、90年近い歴史を持つ、ドイツのカップリングメーカーの日本法人とインド法人の代表が退任して、起業する。インド法人の社長は、日本の大手水処理会社のインド支社で働いていた経験もある人材だ。インドは10%近い成長率を叩き出している国だが、一人当たりのGDPは低い。当面は、GDPの低い社会で収益を上げることは難しいと思っているが、インドで流通している装置にも興味がある。
 先日、日経新聞社の方に、ムンバイのことを聞くと、人口は郊外も含めると4000万人を越え、“超バブル”だと言っていた。東京の4倍ほどの人口が暮らすことを考えると、飲料水だけでも、ものすごい市場だ。地下水・水道水・純水・超純水等、マーケットの裾野は広く、日本よりは、面白い予感がしている。このプロジェクトが軌道に乗るまでの数年間は、インドに拠点をつくる程度で、気楽に頑張ってみたいと思う。

 インドでのビジネスは、「インド人でも難しい」と言われていて、仲間と共同出資で1000万円位の資本金で新会社を設立して、現地の会社の株を買い、合弁事業の形にしたいと思う。まずは、円高を生かして走りだしたい。販売のアイテムは、ROを含めた超純水装置をまず考えている。今年もネパール政府の水道局の訓練センターに、超純水製造(EDI)装置を納めるが、ネパールとインドは直行便で結ばれていて近い。この“EDI装置”は、18メガオームのハイレベルな水がつくれる技術で、これが現地で普及すれば、インドとネパールに拠点が出来るので、少し見通しがたつ。超純水の分野から入り、身近な生活へ向けた、電気のいらない「手動式ポンプのダイレクト膜浄水器」を考えている。EDI装置は、半導体・光学器械部品の洗浄用や医療分野にも用いる。RO水を使用した、EDIセルの単体を後付した装置も有望だと考えている。現地では、ステンレスの加工技術も高く、現地の人件費も、熟練工で月15000円と安いので、数百万円でEDI装置を組み立てて、日本に輸入する案も考えられる。

 3月の2、3、4日に開催される水の展示会「AQUA TECH・INDEA(アクアテック・インディア)」に出かけて、インドの水事情を見て、今後の判断材料にしたい。このビジネス・ショーには、友人である韓国の膜繊維を扱う会社、取引のあるROの会社、アメリカのEDIの会社が参加をするので、今から楽しみにしている。

 1月12日に、タカフジの社長と大手排水処理メーカーの社長が見え、ダイレクト膜の実地テストの打ち合わせを行った。インドに重点を移そうと思えば、「ホームクリーン装置」の製造も、タカフジに移管することも考えているので、この打ち合わせは意味があった。日本人とのビジネスは、必要以上に気も使うし、時間もかかるが、ダイレクト膜の販売は、この人達と組む可能性がある。

 21日、大連の不動産の社長が来訪した。大連の水道局の仕事で、海水淡水化装置の相談に見えた。当社の災害用の装置にも興味があって、話が進む可能性がある。この不動産会社は、街全体を創造する大規模な会社らしく、話が大き過ぎて、ついて行きにくい。日本では小さな仕事しかないが、逆に、中国の話は大き過ぎて、バブルに感じてしまう。日本は全てにおいて仕事が遅すぎて、かたや、隣の国は大忙し状態、明暗が分かれている。

 夢工房だいあんの紹介で、和菓子屋さんの洗浄水のリサイクルの相談があって水野と麻衣子を見に行かせた。現状を聞く限りでは、超音波洗浄機を使って洗剤の量を減らせば、水の再利用がし易くなって、メリットが出る可能性がある。後は相手の意欲次第で決める。昨年、神谷養鶏場の社長に頼まれ、大型の超音波洗浄機を納入し、様子を聞くと、大変喜んでおられた。この社長は、自ら工夫する人なので、納入しても安心できる。その向上心には、いつも頭が下がる思いだ。

 昨年末に、知人から購入した家のリフォームが完成した。一年後に、縁があれば売却して、インドでの水事業の資金にしたいと考えている。リフォームに伴い、新しい塗料を使ったり、手動式のホームクリーンを付けたりした。実際に友人に住んで貰って様子を見たが、排水の配管に漏れが見つかって問題箇所を見つけては潰している。この友人は、アトピー性皮膚炎で悩んでいて、水が安心して使えると、想像以上に好評だった。我々の装置は、イオン交換樹脂を使い、肌に優しい水になる。私の肌もつるつるで、気分良く生活している。人が喜ぶ技術が提供できることを、誇らしく感じる。

 今後のことを考えると、日本での仕事は、年々市場がなくなる気がする。富裕層も減り、マーケットはデフレ状態が続く。“生き方”を変えないと、ジリ貧になるが、私は安売りのビジネスは考えず、付加価値の高い仕事を選んでいく。私は今年で68歳になり、重病と道連れで休み休み働いているが、結構面白い。小さな会社だが、いつもデカイ仕事を考えていて、時には、大きな話が舞いこんで来る。

 軟水器を試作して、内覧の形で販売したが、色々と改良した。新たに1.5トンの容器と3トンの容器を60台分発注し、準備をしている。3月ごろから容器が揃うので、本格的に販売したい。

 中国の首脳がアメリカを訪問し、国賓としての訪問だ。今年も東アジア地域の経済活動の発展のスピードが増すと日本の力は低下して、霞んでしまう。今後のことを考えると、ほとんどの仕事は、中国の影響下で進むだろう。私は、中国には太いパイプもあるので、インドのパイプが出来れば、新しいビジネスの芽が育つと期待している。小規模で、生き残れる会社は稀だが、今年は、一日一日が、歴史に刻む仕事にしたいので、若者の力を借りて働きたいと願っている。ネパールには、水野とムトウエフエーの社長の同行を予定している。

 今年も、政治が大幅に、停滞し、混乱もするが、国民の関心は政治から離れていく。そろそろ、国民も目覚めないと、破滅の一年が始まると思う。菅首相の不誠実さが、目に余るし、この誤魔化し状態が続くと日本人の精神社会が破壊される。経済は、一部の大手が大勝ちして巨額の内部保留金が溜まる。一方で生活保護者が続きだして、不安と混乱の社会が続き、益々“格差”が広がる社会になる。

 今回、ホームページを一新し、地下水浄化の技術を生かして、水道水用のホームクリーン装置と新たに10インチの大型UF膜の装置を加えた。新たに、“水と農業”にも力を入れて、有機アミノ酸酵素液(プラントパワー2003)も仕入れたので、販売にも力を入れる。

 昨年の尖閣諸島問題で、日本人の感情は中国に嫌悪感も高まっているが、10年後には世界最大の経済大国に踊り出て、益々手に負えない国になると思う。日本は、中国を無視しては生き残れないのが実情で、私は、従来あるパイプをより太くしている。

 隣の韓国も伸びているが、ここ1年は「円高」で推移すると思うので、日本・アメリカ・中国・インドの技術を取り入れて、新しい形の商品を開発していく決意でいる。仲間を集めて、世界中に売れる製品を創り出したいと思っている。中小企業の方で、インドビジネスに興味もある人がいれば是非、連絡をして頂き情報交換をしたいと思っている。