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■ 新御徒町に東京ショールーム開設2010/12/30 (Thu)

 来年の国の予算が史上最高金額で閣議決定した。歳入より歳出額の大きな借金予算で、夢どころの騒ぎではない。国の借金が900兆円を越え、借金地獄だ。このままでは国が崩壊して、出直すしか方法が無いだろう。私はこの喧騒の世界から少し引いて、水と農業に特化している。今回、有機農法に使う液肥を仕入れた。先日、ユーザー向けに手紙を送付した。

『平素は、格別のご高配を頂いている顧客の皆様へ、ご報告致します。現在、当社が輸入販売している「有機アミノ酸酵素液」の件ですが、輸入が厳しい状況下にあります。この液肥のメーカーは、オランダでの製造権を中国に譲渡したこともあり、ヨーロッパでの製造を大幅に縮小しています。私どもは、少しでも長い期間販売したいとの思いで交渉を重ね、供給方法について話し合ってきました。
 結論から申し上げますと、ここ数年間に必要な量は、確保できることと相成りました。しかし、更に継続的に購入する為には、相当量がないと困難なことが予想されます。今回は、数年分の確保に至りましたが、今後の輸入状況は、経済情勢にも大きく関係します。インターネット上の「営業日誌」でも触れていますが、この液肥は市販されておりません。この液肥を、今後も購入したいと希望される方で、私共と共同出資や、共同購入したい等、ご意見がございましたら、ご検討の上、ご質問も含め、ご連絡をお待ち申し上げております。』

購入量を増やさないと、今後の輸入は難しい実情を簡潔にお伝えした。数年前に、販売を委託していた人間が突然、会社を閉めて大変、顧客に迷惑をかけたので、今回はまず連絡をと考えた。24日には早速、協力の返事を頂いて、10本まとまった注文を受けた。長野の方からも、私の提案を検討し、安く商品が買えるのであれば出資を検討されると電話があった。私は、今回、数年分の仕入をしたので、品物が届くと、当面は、心配なく供給できる。お金のある人は、少しまとめて買って備蓄を考えておけば、安心だと提案した。今回の通達に応えて、協力を表明された人には、私は、仕入れを続行すべく備蓄に力をいれて行く。購入に協力したいが、支払うお金の都合が付かない人がいれば遠慮なく相談して欲しい。今は、円高で、購入するには最大のチャンスだ。しかし、日本の農業は採算も厳しく肥料代にお金は使いにくい環境下で、この液肥は大きな戦力になると思っている。この液肥に関わらず、日本の国がこのまま衰退し、弱体化して、魅力のない国になれば、世界中にある優れた製品を簡単には買えなくなる。お金を出せばなんでも買えた日本ではなくなっている。世間では、円高を悪として、円安を望む声が一般的だ。輸出企業を代弁しての意見だが、円安になる方が恐い。円安になると海外から購入するもの全てが高くなり、庶民を直撃し、生活は厳しくなる。私は、ここ数年間、仕入れの最後のチャンスだと思い、友人達に声をかけて備蓄用の資金を集めている。この液肥は今後量に限りが有るので、価格は安くはならない。

 20日に届いた、60cm画の平膜のテストを行った。プールに貯水した雨水の場合なら、毎分2リットル以上出る。岐阜の住宅メーカーから、合併浄化槽の放流水浄化に使いたいと申し入れがある。夢工房だいあんのお客に和菓子屋さんがあって、月に数百万円も水道代がかかるので、「少しでも排水の回収が出来れば」との話もあるので、テストを年明けに行う。九州の代理店の方も、大手の排水関係の会社と膜の共同テストを予定している。このルートは、大型のユニットを考えて全国展開を視野に準備を整えている。
 先般、電気分解で排水を浄化する会社の社長が見えて、この膜に興味を示された。ここの社長のメールの一部を公開する。

『大変興味深いお話しをお伺いさせて頂き、重ねてお礼申し上げます。弊職自身、「膜」に対する知見が低く、単に高額で稼働が難しいと勝手に思い込んでおりました。ただ、お話をお伺いし実機も拝見させて頂き、我々の取り組み排水処理のフィールドで貴社製品は大きな威力を発揮するものと考察致します。貴社のご判断も必要となりますが、できれば多少の実験を行い弊社でも貴社製品をお取り扱いできればと考えております。』

この社長は私と同様に1日5〜10トンの少量の排水案件向けを考えておられる。今回は、私も協力するつもりでいる。

 不況のせいか、大きな話の相談がある。しかし、成約は難しい話が多い。水耕栽培で時間100トンクラスの浄化装置の話があった。実情は、予算が付かなかった。補助金に頼る仕事で、国も地方藻、お金がなくなって一番信用がない仕事だ。私は、大手企業の約束事は当てにはしていないので、動向を静観している。

 20年来の友人から水の相談話が来ている。軽い気持ちで聞き、調査はしている。月に5000万本、500ミリリットル入りのミネラルウォーターを生産する話だ。数ヶ月前に瀬戸内でボトリング装置の話が出た。九州からも同様の話も聞こえて来る。何れも、隣の中国に輸出する噂話だ。中国を含め、東アジアの諸国は飲料水が不足し、近い将来、水戦争が起きる可能性すらあると聞く。

 日本人は、日本には水が潤沢にあると錯覚している人が多いが、現実は、地下水は確実に減っている。つくば山の山中に水源を所有する方に聞くと数年前は麓の村でも井戸水が溢れ出ていたが、今は枯渇して心配しておられた。山中の水源の沢水をくみ出す相談を受け、平膜を開発する動機になった。開発の動機は、困りごとの相談から生まれることが多い。今回、完成した小型のダイレクト膜は、世界で当社しか扱っていないレアな製品だし、上手く売り手に出会うと有望な商材になると見ている。類似製品にクボタの平膜があるが、クボタの一番小さい仕様は、タテ1メートル×ヨコ50センチで、孔径0.4ミクロンのMF膜だ。これをユニットにしている。クボタの膜は、政府の補助金で普及させた膜で、通常は指定の会社しか扱えないが、当社の膜は素人でも簡単に扱えて、庶民の膜で実力は十分ある。商機は100%あると確信している。この膜の開発費の一部は岐阜のムトウエフエー株式会社が、貴重な開発費を拠出して頂いて完成している。

 蔵王で、常温のミネラルウォーターの認可を受け、事業化が始まった。通常は85℃で煮沸してからボトリングする加工水が一般的だが、この方式は非効率だ。当社は、この平膜と同じ精度の限外ろ過膜を使い、腸菌テストに合格し、日本でも稀な非加熱の天然ミネラルウォーターとして販売している。この内容をインターネットで配信し、今回の5000万本の話につながったと思う。この話に興味を持つ相手もよく実情を調査していて、日本国内で、5000万本の水を汲み出せる取水能力のある地区は限られることも知っていて、次に、1日5000万本のペットボトルの調達も日本では不可能だ。それを承知で、容器の価格を10円以下にしたいとか、19円で買えないかと探りを入れて来ている。容器を10円以下にするには、中国製を使うしかない。しかし、中国製は日本の規格には合わないので、自前で、ペットボトルの製造工場をつくるしかない。このビジネスのポイントは容器のコストと水の取水権の確保、配送、容器、ボトリング、浄水装置、全てが一体化しないとコストは下らない。計画案として約3億円の投資でまず、容器の工場をつくる。浄水装置は、当社が供与すれば大方事業の見通しは立つ。情報が揃いつつある浄水設備は、大型化の話もあって、準備は進めている。蔵王の水源を調べると現状で月200万本の生産能力がある。ポンプと充填機を増強すると600万本は可能で、1000万本にするには、井戸を2機追加が必要だと試算の報告がある。コンテナ数十台分は待機出来る広さもあって、数億円あればビジネスになる。次に、北海道のしずお農場も水で大化けすると見ている。東京で、社長と会食して、ボトリングの話をして、水事業の提案をした。今回の平膜を雪解け水のろ過用に使えるかを調べたい。近く、現状を見に訪問を予定している。日本でも雪水は資源になり始めている。中国の友人に月2000万本の水を19円で製造できれば、競争力があるので、ペットボトルの工場に投資をするように、勧めている。

 東京のショールームが実現する。1月中に、水道水用のホームクリーン装置を量産し、2月から展示をしたい。場所は“つくばエクスプレスの新御徒町駅”より徒歩5分で、住所は台東区東上野1丁目になる。全面ガラス張りの1Fで、つくばエクスプレス以外にも、JR、地下鉄日比谷線、大江戸線から、徒歩数分の好立地で、つくばのショールームは井戸水・地下水、東京は水道水、防災装置、軟水装置のデモブース、湧水のPRに使う。営業は完全予約制にして、夕刻6時から夜10時までオープンするスタッフは、つくばから派遣する。新年だし、夢だけでも大きく持って迎えたい。

 新年は皆様にとりまして、良いお年でありますようにお祈り申し上げております。今年も正月も休まずに営業をしております。