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■ ネパールに、最先端の技術を供与2010/10/02 (Sat)

ネパールの水道局にトレーニングセンターがある。ここに、水の技術を供与する話が、下館ロータリークラブから来ている。昨年は、アナログ式の浄水器を3台、このクラブを通じて贈呈し、日本大使も式典に参加し、評判になった。先方から、今回は、互いにビジネスに育つような、儲けが出るテーマを希望された。色々な案件を考え、今後成長するアジア市場向けに、最先端の技術を供与する方が、双方の利益になると思い、電気で超純水をつくれる装置に決めた。

この装置は、RO装置に組み込むと、イオン交換樹脂を使用しないで、15M以上の超純水が連続してつくれる装置で、薬品も使用せずに、純水は確保できる仕組みで、環境を重視する水の世界で、もっとも最新鋭の機種である。当社は、この装置を今後、アジア諸国に、破格のコストで、供給を予定していて、ネパールに技術を供与しながら、ネパールの優秀な人材を育成して、ネパールの水技術の向上に当社の社運をかける決意で、低価格の装置の完成を急いでいる。この装置が、ネパールで、使われる分野として、医療分野、製薬製造分野、半導体製造分野、精密機器の洗浄、宝石等の研磨、等、多岐にわたる用途が、考えられる。

10月2日、ネパールから回答がよせられた。先方は、「今後、医療分野を含め、超純水は国としても重要なテーマなので是非お願いしたい」とのことだった。この超純水装置の製造技術をネパールで教えるのと同じく、当社も、現地にテクノセンターの開設を予定している。

岐阜に、ムトウエフエーと言う当社とパートナーシップを結んでいる会社がある。本業は電気工事だが、縁あって長く私を信じて働いて来た。最近は、岐阜も仕事が減り、海外に目を向けている。そこで、このプロジェクトに声をかけて見た。以前から膜装置を販売はしたが、収益をあげられなかった。地道に製造を学んで投資をして来たので、今回は重要なメンバーの一員として加えることが決まった。

私の会社は、アメリカから直に、超純水装置のセルを購入出来るので、ネパールに出すのと同価格で、日本市場にも販売する予定でいる。ネパールが軌道に乗れば、インドにも超純水装置の技術を供与する。既に、水面下では、話し合いも進み、12月には、調査団3名がインドを訪問し、工場の敷地、ショールーム等の調査を行うことを決定している。ネパールには、一台200万円が限度だと思って、今年中に試作器を製作する。このプロジェクトとは別に、日本国内向けに、仲間とお金を出し合って、高価な装置ではなく身近な新しい仕事を生み出して欲しいと要望されている。それに答えるために、超純水装置の前処理に使われる、時間3トンクラスのUF膜とイオン交換樹脂のセットを、切り離して、単体商品として、メンバーに提供し、互いに収益を上げられる、商品化を目指している。

私は同時並行して、軟水器も開発した。動機は医師の意欲と知人の期待の声から生まれた。私は、3歳の時に広島で被爆した。爆心地から1.3kmの距離にいたにも関わらず、奇跡的に無傷で生き残り、68歳の今でも働いている。しかし、その影響で、腎臓を病み、透析治療を受けている。二日に一度血を総入れ替えするという治療法なので、皮膚の水分が少なくなり、“乾燥肌”になりがちで、体中に「かゆみ」が出て悩む人が多い。糖尿病の人は壊疽が怖いので、いつも身体を清潔にし、保湿する必要がある。私は乾燥肌と壊疽を防ぐ為に、個人的に軟水装置が欲しかった。私は業務用の軟水器を販売しているので、原理も、お客さんからの感想も聞いていたので、軟水の価値は承知していた。しかし、風呂場で使うには、電気は怖いし、デザインも良くないと売れない。あと、樹脂の再生が心配で、開発に踏み切れなかった。迷いの中、医師や友人の応援もあって、オールステンレス製のUF膜のハウジングを改良して完成させた。

膜メーカーに容器だけを100台、特別に売るように交渉した。相手は、世界一の会社で、表向きは難しい相談だった。最低の注文のロットは100台にして貰った。初期の開発費はお医者さんと私が出し、開発は順調に進んだ。数種類製作し、また、やりなおして、極力シンプルな形に落ち着いた。開発自体は簡単だと思う。しかし、量産すること、販売が広がれば組織も必要になる。事業として捉えれば、数年間ノーメンテナンスで、使える装置にしないと、採算に合わなくなる。これらを進めるには、大きなお金と時間がいる。ここに、友人たちに声をかけて、応援を求めている。

私は応分の費用を、このプロジェクトに参加を希望する人に賛助金をお願いしている。個人は20万円。勿論任意で、10万円でもOK、出さないで参加をする人も歓迎だ。私の考えは、お金のある人はお金を、お金のない人は知恵を、知恵のない人は体で。という具合に働ければ、同じ価値だと思っている。賛助金の金額に応じて、卸値を定めて、新しいビジネスを生み出したい。

東京から当社のサーバーを管理する渡辺氏が水の仕事を希望し、会いに来た。聞くと中国で水の自販機を売りたいお金持ちの集団がいて、技術の供与を求めに来た。私は、大きな浮いた話は後回しにして、水を学ぶ仲間に入るように勧めた。後日、プロジェクトに参加を希望し20万円を振り込んで来た。彼はフィリピンに会社を持っている。中国と尖閣列島でのいざこざで、多くの日本企業が、中国から各国に工場を移すこと検討しだして、にわかに中国以外のアジア諸国に、日本企業が移る傾向にある。フィリピンも重要な移転先で、注目され出すので、彼をメンバーに加えると、戦力になると判断している。また、浄水器の顧客で、中国にも強く、食品の自動機をつくる会社があって、この話をするのに、自宅を訪問した。知りたかったのは、軟水器への反応だった。この会社の奥さんも、聡明な方で、薬剤師でもある。有難いことに、装置が縁で出会った方たちだ。数日経ち、10万円振り込んで来て、5台の予約が来た。岐阜の武藤氏も、奥さんとお子さんを連れ、新浦安まで来られて100万から150万円ほど予約の申し出があった。武藤氏には、このプロジェクトに資金を出すより、私と水野と進めているネパール・インドのプロジェクトに参加を勧めた。横浜からは、夢工房だいあんの社長と専務がみえた。この会社で11月に開催のイベントに招かれた。大分からは、建設会社の社長と、清水建設のOBの方も見えて、プロジェクトの参加を検討された。数日して、超純水装置の技術が欲しいと要望の電話があったが、今回は保留して次回にするようにした。我々の提案する、高度な膜技術と超純水装置の技術は、日本より外国にニーズがある。福岡からは、分析の専門家も参加をする。多分、専門家だし、一番成果があがると思う。北海道のしずお農場も参加をする意向で少しずつ進んでいる。このプロジェクトの難しさは一台の単価が安いことだ。最低5万円で卸して8万円で販売したい。100台つくると原価は500万円になる。20社が集まれば、400万円になるので、期待はしている。

そこで、私は、水野と海外ビジネスの資金稼ぎに、循環型の超純水装置を開発するように指示している。軟水器では参加企業は喰えないが、超純水装置は大きな商権になる。超純水装置は、急成長する案件で、ネパールでの製造基地開設は、莫大な財産を生む種になる。

日本と中国が尖閣列島で大もめしているが、中国と付き合えばいつかは必ず起きる問題だ。日本は、国に力が無くなり、中国に完全になめられ、脅されると簡単に屈する国になった。「粛々と」訳の分からない言葉で意思統一して、時間の過ぎるのを待つ日本だが、中国は、日本を攻めたてて、「レアメタルの輸出を停止する」とまで脅しに出た。日本政府はアマチュアで、人質まで取られ、追い込まれている。アメリカは、「尖閣列島も安保に含まれる」とすばやく反応したが、果たして、強欲なアメリカが、中国を捨て、遅れた日本を選ぶとは思えないし、狙いは沖縄の基地とお金だ。今回の中国の脅しは、日本の自立を促す神風だと思えば大きな転機になるが、レアアースの輸出を停止されてビビッてしまった。所詮石ころだと思えばよいが、世界の98%を中国が独占している現状では、難しい面もある。しかし、世界は、中国だから買うのではなく、安く買えるから買うだけで、売らなければアメリカやオーストラリアから買って、国内でのリサイクル技術を進化させれば、何も支障は起きない。日本は、中国の人件費の安さを利用して工場を建設して“中国頼み”で成長を遂げて来たが、このシステムは崩壊している。中国は技術を学び日本を抜いたと思う。日本人は技術も意欲も丸投げして結果全てを失い、アジアで北朝鮮に次いで貧しい国になり下った。新幹線の技術も、やたら誇らしげに自慢するが、コストが高過ぎて、時代に合わない。中国・韓国は、この新幹線の分野でも攻勢をかけている。原子力発電でも韓国に負け、ロシアにも負けた。造船でも同国、欧州に水をあけられている。観光が新しいビジネスだと言われても、輸送手段の航空力もなく、かつては造船大国だった面影は息を潜め、豪華客船の分野でも、日本の大きさは5万トンクラスなのに比べ、海外は20万トンクラス。当然、今は注文すらない。

日本の検察は何様だと常々思っていたが、ボロが出始めた。日本を駄目にしているのは、マスコミと検察だと思う。掘江モン、村上ファンドを一撃で粉砕した時も、小沢氏を追い込んだここ一年の行動を見ても、横暴な権力操作が目立った。検察は、中国の覇権主義に似ているし、今回の改ざん調書が明らかになったが、内部告発から情報が流れたと思う。検察は情報をマスコミに垂れ流し、世論をつくりあげて操作して来た。そのおごりが、大阪、沖縄の検察コメントにも出ている。

今回の中国の行動はアジアの隣国を始め、世界に恐怖感を与えた。この損失は大きい。しかし、中国とどう付き合うのか、世界は早急に答えを出す時が来ている。私は脱石油、脱レアアースを考えて、既にビジネスの基盤を水に特化している。ビジネスの拠点も中国からネパール、インド、インドネシア、ベトナムを考えて動いている。9月には、バリ島にホームクリーン装置を据え付け、10月8日からはベトナムに、10月の末にはネパールにRC経由で装置を受注する。何度でも言うが、今の戦争は技術力が「要」になる。団塊の人達が元気でいる今、この災難を神風と捉えて技術力の投資をして力を蓄えて欲しい。技術力が、今時の戦争であって、外交の切り札も技術が中心になる。今の世界経済は、中国もアメリカも、生きることに必死で、決して、手は抜かない国だ。私にもっと資金があれば、水に関しては最大のチャンスが来ている。今の世の中、指導者もお金持ちも、小粒で貧弱なので、益々中国人の覇権は加速すると思う。日本中が、一丸とならなければ、この暴走は止まらない。ここで力を取り戻さないと、このままでは日本は沈んでしまう。