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■ 合弁会社の構想が進展2010/06/06 (Sun)

 5月23日、下館RC創立50周年記念式典に招かれた。来賓、300名以上の関係者が集い、盛大な式典となった。この式中、当社の功績が認められ、表彰状まで頂いた。ネパールへ浄水器を寄付する事業に参加し、2月には無償で現地に技術者2名を派遣させたことが、評価されたようだ。私にすれば、50周年の記念行事に来賓として参加出来たことだけでも名誉だし、零細企業は、常に顧客から声がかかってこそ仕事が始まる。“感謝の声”こそが命で、それが生き残る道と思って行動している。

 6月3日の透析治療後、顧客から水が塩辛いと電話があった。ホームクリーン装置は、エコキュートを使うために、井戸水の硬度分をとるイオン交換樹脂を使う。飽和した樹脂の再生には、塩化ナトリウム(塩)が必要になるが、これが供給水に混入するという、滅多に起きないトラブルが起きた。“塩水”と言っても、PPM単位で問題はないが、購入者は詳しくは理解出来ないので、当然、不安になる。この日は、タイミングが悪く、水野は友人のお通夜でいなかったので、上田に電話をして、すぐに麻衣子と駆けつけた。原因は、電気の接触のようで、自動装置が作動していなかった。点検すると、幸い、すぐに通電し、平常運転に複帰したが、奥さんは当社の装置を信用していたので、落胆は大きかった。例えPPM単位でも、塩がもれる可能性はゼロではないと考えていたので、飲料水だし、少し高いが、再生に使用する塩化ナトリウムの純度は95%で、国産塩を使用している。私は、顧客には媚びないが、顧客を守る心構えで働いている。夜、食事もとらずに駆けつける若手が私のそばに居てくれることが、本当に有難いと思っている。
 
 4日は、つくば市の顧客の中でも最悪の水質に対し、ホームクリーン設置工事を行った。本来は受けられるレベルの水ではないが、中国・アジアを考えて逃げないで受けた。
 
 蔵王から、ミネラルウォーターの製造会社をつくる話もあって、装置は当社が担当する予定でいる。50項目の水質検査表を見ると、わずかだがヒ素が検出されていたので、UF膜とRO装置を組み合わせた装置を考えている。

 ロータリークラブの仕事が発展し、ネパールに、最新の水技術を供与することになった。浄水プラント設備を製作・管理できる人材育成まで引き受ける仕事が決まったので、蔵王に入れるRO装置を標準とした、「主力製品化」を急ぎたい。カンボジア・ミャンマーからも話があって、シアヌーク病院の創設に参加した医師とも、慈善事業を行っている岡山県のRCとも話し合い、案外、早くつながる予感がしている。
アジアにおいて、日本経済は停滞、国内市場も縮小の一途だが、地下水ビジネスに寄せる期待の声は日々増えている。来月、インドの商談もあるので、早々に中国の西安に出かける予定でいる。

 ホームページに海外向けの手動式浄水器を掲載しているが、この装置は中国から注文もあって評判が良い。数台売って真似されることは防ぎたかったので、20台単位で販売する交渉していた。4日に返事が来て、西安に私と現地の資本家が投資をして、合弁会社をつくり、時間3トンクラスのRO装置を中国全土に売る案が浮上しだした。

 今回、新たに、海外向けの膜浄水器とリチウムイオン電池を組み合わせた装置を開発したが、話が広がって、リチウムイオン電池を電気自動車に使用することにつながった。中古車を電気自動車に改造する会社の社長が見えて、当社がリチウムイオン電池、自動車の改造と登録業務を相互で提供し合うという協力関係を確認した。

 先般、NHKのクローズアップ現代で、無残に崩れたハイチで苦闘する83歳の女医の奮闘ぶりが報道されたが、彼女が何より欲していたのは、“安全な水”だった。世界で、“安全な水”を求める声は日々大きくなっている。西安の会社とは去年だけでも1000万円近い部品の取引があって、産総研を通じて親交も深いので、大きな仕事になると思う。私達は既に、海外向けに浄水器の開発を終えていて、すぐに事業化できる。日本の技術が再び世界で認められるには、コストでの競争力が必要になる。技術に庶民感覚が組み込まれた製品でないと売れないと思う。零細企業でもどんどん世界にアピールしていかないと今の日本では生き残れない。政界の迷走を見ても、日本の未来には希望が持てないと思う。報道も、政治家や官僚、そして国民自身が、「自己中心的」で、日本の将来は絶望的だ。

 インドの話が進展し、7月には現地から提携を考えている会社の代表が見える。インドの商談は2年前から出ては沈み、進展しなかった。今回は少し脈がありそうだ。ネパール・インド、中国と日本を結んで働く地域を広げたいと思っている。

 5月はイベントで福島、大学に出かけた。来客も増えだしたが、難しい相談ばかりが増えて頭が痛い。そんな折に嬉しいメールが来たので、紹介する。
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本日は詳しい説明と工場見学ありがとうございました。ご説明いただいたおかげで、商品を理解することができました。井戸水を使用しつつも、水道水よりも上質な水を得ることができるというのは、今の私たちにとっては、まさに夢のようなシステムで感動いたしました。是非現地調査をお願いいたします。ご存知のとおり現在、蛇口から出る水が飲めない状態で生活をしております。お忙しい中恐縮ですが、早めに見ていただけると助かります。
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 当社の顧客である薬剤師さんの紹介で見え、当社の井戸水浄化システムを「まさに夢のようなシステム」と感動してもらえた。そうしたメールが一番嬉しく、更なる邁進を決意させる一文だった。16日の日曜日、この日だけで4件の相談があり、昼過ぎから夜8時まで、商談と工場見学が続いた。午前中に見えたつくば市の方は、共同井戸の「水が飲めない生活」から抜け出したいと、家族揃って2度目の来訪だった。別棟に住む親の家を含め、2世帯向けの大型装置の購入を希望されたが水の状態が悪いので全てに心配しておられた。
 
 自宅で医院を開設しようとしているご夫婦と、当社の水技術とコラボレーションして、“アトピー性皮膚炎”に特化した専門医院を設立する話が決まった。この医師宅には既に、業務用大型RO装置を設置しているが、新たに、アトピーで困っている患者に対し、簡単に設置できる軟水装置をレンタルする構想を考えていている。アトピー性皮膚炎の原因は様々だが、漢方と、継続的に“きれいな水での治療”を行い、体の内側と外側から改善していく方法を提案している。現在、土浦で小児科のクリニックを経営するこの医師とは、一年前に、開業の際の水の相談で出会った。病気の私を気遣い、漢方薬を処方してくれて、大変にお世話になった。今では、高血圧だったのが正常値に収まっている。医師も、設置した装置で水質が大幅に改善されたと喜ばれ、水に信頼関係が生まれてこの案がまとまった。小児科を含め、アトピー性皮膚炎で困っている患者は予想以上に多く、その対策を考え、「患者に上質な水を提供できれば」と思う。医師自身が、実際に“上質の水”を経験して感動されたことで、患者さんにも安心して使ってもらえると考え、提携する話に至った。実際に、当社の装置で浄化した水で、肌が良くなったと喜ばれる方も多い。

 2年前に、東京ビックサイトで展示会を行った。偶然、当社のブースに多摩美術大学の教授が見え、私のものづくりの考え方が面白いと意気投合し、是非、大学で講義して欲しいと頼まれた。その後、HPを通して知り合った建築家の方からも、多摩美術大学の講義で水の話をして欲しいと依頼された。実はこの方の恩師が、展示会の時の教授で、世間は狭いことに驚かされた。手押しポンプの浄水器と、「東京の水は危ない」という議題で10分程度話したが、当日の教室は50名を越える満室状態だった。せいぜい10名程度の学生が、渋々授業を受けている様子を想像していたが、授業が終わっても、熱心に質問してきて興味津々の様子だった。好評だったのか、5月27日にも、上野毛キャンパスで、開発と実演の授業を頼まれ今度は1時間半使って開発の糸口を体験的に話した。
 
 この教授は、「スマート・グリット」の研究・デザインをしていて、電気自動車でのスマート・グリットではなく路面電車を考えていて、リチウムイオン電池に注目していると言われた。当社は、太陽光発電の技術もあって、リチウムイオン電池も安く提供出来るので、少し器用な工務店がいれば、間伐材等を使い、美大の学生がデザインして“木の車両”なんかが出来たら、面白いと思っている。同所で行われる7月の17日、18日のオープンキャンパスにも招かれている。予定を変更して、学生と2日間、色々語りあって刺激を受けたいと思っている。

 鳩山政権は、坊っちゃん政治で、国民にサジを投げられて崩壊した。丁寧な物腰、上品な口調、育ちの良さを演じたが、二枚舌で信用されなかった。最後は、笑顔も不気味で、血走った目が印象深い。彼は辞任の理由に「普天間の問題と金の問題」を挙げたが、本当は、信用を失ったことが理由だ。口は災いの元と言うが、軽い言葉遊びが、国益を破壊させた。政権のトップが、重要な国事を突然投げ出し、後を継ぐ管氏が、高揚して日本の未来を語っても先は暗い。結局は、普天間の問題に直面する。マスコミの報道もアメリカよりだし、菅氏になったところで、日本の方向性を自力で決められるわけはないので、沖縄は荒れると思う。アメリカも、沖縄に新たな基地を望めば、日本国民からの反感を買うことを危惧している。日本は、戦争大好きの国に防衛を丸投げして60年以上、沖縄に米軍を駐屯させて来たが、米軍は、住み慣れた沖縄を手放なす筈がない。日本全体がこれほど、アメリカの基地を嫌うのであれば、基地の是非を再考する時だとも言える。基地を置く目的は、仮想敵国は、北朝鮮か、アフガンか、または、イランなのか、それとも、隣国の中国なのか・・・。民主も自民も政権を担当したが、共に脆い。脆さの原因は、国にお金がないことだ。ギリシャの問題で欧米が将棋倒しになると思う。私は西安に合弁会社をつくり、地味でも、生活に直結した装置の開発と、超純水装置EDIの製作に力を注ぎたいと思っている。