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■ 2010・新年2010/01/11 (Mon)

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 川手様、RHプリンスビラの皆様。
昨年はお世話になりました。ところで、レオが死んだ事、営業日誌で知りました。私どもも夫婦共々昨日は悲嘆に暮れておりました。飛ぶようにちょこまか走り回る姿がまだ脳裏に焼き付いています。ほんのひと時触れ合っただけでこれほど印象に残る猫は記憶にありません。半年もの間可愛がってきた皆様の心痛いかばかりかとお察しいたします。
 私どもの浄水器工事のまさにその日に事故にあったとの事、当日に水野さんから元気にしていると伺っておりましたし、またいつか逢いに行ける日を楽しみにしておりました。実は私の実家にも去年までレオという名の真っ白の大きなオス猫がおりまして私のお気に入りでしたが、病死していたのでした。つくばの工場でレオに出会って、勝手に3代目レオ(初代もいました)だと思わせていただいていたのでした。天国に行ってもちょこまかと、いたずらしているのでしょうか。皆様におかれましてもレオの想い出を抱きつつ、今後ともご活躍くださいますよう。
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 お客様から、新年に心温まるメールをいただいた。ありがたいメールだった。水の仕事の有り難さは、私たちと顧客とが一体感が生まれる。医大の教授に装置を販売したことが縁で、思い切って目の手術を受ける決断が出来たのも水がもたらす、一体感から生まれた。そのお陰で、少し、失明が避けられ、本当に感謝のビジネスだと思っている。当社が、 “面談”での販売を基本にしているのは、水を扱うということは、命へつながる大切な仕事だし、生活に欠かせない大切な仕事と思っての行為から生まれている。特に浄化の中で、井戸水は大変に難しい仕事で、一律には行かない。直にお会いして、信頼を深めながら、仕事を勧めることが大切になる。今年も顧客の温かさを糧として、日々励んで行きたいと思う。今年は、災害用を兼ねてソーラー発電にも取り組んで行く。死んだ、レオの名前をとって、将来は「ソーラー・レオ」という名で販売も考えて準備を始めている。技術の裏づけを兼ね、工場内に基礎的なソーラー装置を揃えた。
 この仕事の思い入れは古くて、25年前に、日新製鋼で新規事業を担当していた時、燃料電池のセル部分の材料開発の調査で、西ドイツの会社を訪問したことがある。これが発端で“電池”に関心をもったので、機会があれば扱いたいと考えていた。ソーラー事業が、成長産業に育つかは正直疑問だが、電気自動車をはじめ、電池が産業の重要なアイテムになるし、面白いので、取り組みを決めている。手始めに、200AHの大型の電池を6台購入した。鉛電池は一台の重量が45kgと重い。6台だと250kgを軽く越えてしまうし、置く場所も大変だ。そこで、リチウムイオン電池が軽いので、安く買えればと聞き、当社のルートを使って160AHのリチウムイオン電池を購入した。寿命も長いと言われているが、価格も高いし、充電器のロスが大きく、制御が難しいと忠告もされたが、踏み切った。リスクより、実践を優先して、鉛、リチウムイオン電池と同時に取り組む決意をした。将来は、“リチウムイオン電池”が電池の主流になるので、ビジネスの核にしたいと思ってのことだ。ホームクリーン装置をソーラー発電で稼動させるには、軽いリチウムイオン電池を使いたいと思ったし、私は電池のプロではないが、この仕事をはじめるからには、トップに技術を同時に身に付けたいと貪欲に考えなければ物にはならない。始めてみると、色々な方からアドバイスを頂くし、手探りでつくりあげる水野の執念は凄いと思う。私も老人の分際で、未知の仕事に踏み切る無謀さにも呆れるが、躊躇なく、もくもくとチャレンジする水野の生き抜く勇気があれば、何とかなる自信があって、“仕事を育てる”という一念心で少しずつ核心に近づいている。

 昨年、下館のローリークラブからネパールの仕事を引き受けた縁で、筑西市の鉄工所の社長と生産に関して話す機会があった。この会社は、従業員33名の中小企業だが、工場の敷地面積が広大な、大型工場だ。茨城県でも有数の加工機器を揃えた、大手通信機器メーカーの筐体製作を主とした量産型の下請工場だ。残念ながら、量産の仕事は日本ではとても厳しい。ここで、膜装置をはじめとした最終製品の製造と材料調達を含めたものつくりの一貫体制が整うと生き残れる可能性を提案もした。

 2010年正月、寒い日が続いたが、お陰で、十分に休ませて貰った。昨年は、年末まで、仕事を、追い込むように働いて、無事、新年を迎えられた。年明け早々から、毎日、個人宅や企業で、メンテナンスの仕事で、明けた。8日には、千葉の館山へホームクリーンを納入する初荷の仕事があるので、同行した。近隣に館山の海水場がある景勝の地で、ガソリンスタンドを経営する方で、片道3時間かかったが、工事に立ち会って一年のスタートを切った。次は、地元の病院へRO装置を納入するが、このお医者さんから「長生きをするように」と漢方を薦められ、お蔭様で、血圧も下がって助かっている。

 今月、水野には、主にRO装置の開発と、ソーラー発電を軌道に乗せるように指示しているが、上田君はホームクリーンを中心に5台ほど在庫生産を予定している。

 新政権発足後、100日が経ったが、評判が悪い。初の予算案が出来て、すぐに、藤井財務大臣が辞任した。首相のお金の問題が取りざたされたが、それより、リーダーシップに対する失望感が深い。マスコミが騒ぐのは、毎月1500万円もの資金援助に尽きるが、日本人は心底「お金持ちが嫌いな民族」なのだと思う。日本にもお金持ちがいても良いと思うし、今の危機的な政治問題を差し置いてまで、大騒ぎするほどではないと思う。それより、“お坊っちゃん”でも、毎月1500万円のお金を持っていないと“首相にはなれない”ことの方が悲しい。小沢氏の4億円の問題も記載漏れ程度で、大騒ぎしているが、国民は、小沢氏に、潔癖な政治を求めてはいない。汚くても、数は力なりの、独裁政治に期待を寄せているだけだ。今の状況を突破するには、正攻法では成しえない。彼に、お金と権力志向を改めさせて、何が生まれるのか疑問だ。政治家の“粗”を探しては寄ってたかって、ボコボコにして、小物にするのではなく、“結果”を求めるような姿勢でいたい。予算案を見ても、前政権の44兆円の枠をはめても、92兆円と大型だが、ものづくりには厳しい予算で、大鉈を振るったとは思えない。借金が1000兆円を越えると散々脅されているが、どんどん予算が膨らんで、聞かされるのは、借金の額ばかりだ。借金の額は分かったので、今度は、500〜600兆ともあると言う、国の資産額が知りたい。税収が36兆円なのに、予算が92兆円だというから問題なのであって、国民の預貯金が1000兆円とも1500兆円あるとしたら、国民に与える景気意識に大きく影響する。その額が事実なら、衰退しても、大丈夫だと思う。とことん困り果てれば、超法規で1500兆円の一割の預貯金を使って、躍進する中国企業の株式を買い占めて、多少独裁的でも大胆で、奇抜な政策を蛮勇で行い、国民をエキサイトさせる政策を考えればいい。その後に、4億円の記載漏れをして、私腹を肥やす政治家がいれば、糾弾して葬り去っても遅くはないと思う。

 当社は会社の規模も小さくしているので、不況でも、デフレでも何とかなると思っている。私は逆に、“思い切るチャンス”だと見ているが、求められるのは、強靭な意思だ。社会の流れは環境保護に向いていて、水と太陽光の仕事も環境ビジネスに入るので、流れに沿っていると思う。150Wのパネルを6枚と200AHの蓄電池を6台に追加で、リチウムイオン電池とパネル3枚を追加で買った。水野がコンテナに通電してくれて、仮称、エコハウスの可能性を探求している。ソーラー発電を使い、井戸水の供給が完成すれば、最低限、災害にあっても生き残れるし、“エコ”と言うより、生存ビジネスだと思っている。Kポンプさんのソ―ラー発電機は、約80万円の価格で販売されているが、私は、ホームクリーンに、井戸水のソ―ラー発電機を加えて100万円を切る画期的な価格での販売を予定している。今まで、全て“オーダー生産”して、マーケットを開いて来た結果、付加価値の高い装置として定着して来たが、他人から見れば、ソーラー発電をつけると採算を心配される意見が多いが、発展途上の技術だし、新しいマーケットになるので、ホームクリーン浄水器の稼動用に特化して、普及を考えている。

 中国が急成長している。自動車の販売台数も世界一で、1,200万台を超えた。日本は290万台だった。輸出もドイツを抜いて世界になった。しかし、日本の将来を考えると隣国の発展は有難い。中国でのコスト、品質を調べているが、コストは高騰して、品質も日本同等品になると日本より高い。私が知る限り水処理装置のコストは私共の方が安いし、この傾向が続くと商機はあると楽観している。政府の経済対策を見ても、正直頼れそうにはないが、今後は、自立がこの不況を脱する唯一の道なので、かえって政府に力がない方がやり易い。更なる大胆な展開が必要になるが、今の政府、官僚の意識では改革は無理だし、個人で可能な展開の案を考えている。

 私の周辺では“日本離れ”が加速して、海外に活路を見出そうとしているが、私は、アジアと日本を繋ぐ新しい発想を考えている。内容は、環境ビジネスと日本のものづくりを生かす方法を考えている。日本の生産現場は、惨憺たる姿で、世界最高である技術力を生かすテーマが見えない。今後、期待されている太陽光のビジネスも、中国の生産現場を見て、日本を救う規模には膨らむ量は期待出来そうにはない。逆に、アジアを見ると、粗悪な技術でも、大きな成長を遂げている。ものづくりが蘇るには、技術の高さだけでは不十分で、何をつくれば売れるのかが、テーマになる。売れるものの技術開発が欠けると意味がない。日本の太陽光の現状は大手企業が独占し、補助金を当てにしたビジネスで、自由さにかける。価格は高いし、東電に売電するので、基準を厳しくして、ゼネコンに流通を絞って販売している。金額は工事を含めて300万円もする。パネルも素人が買うには難しいし、東電の規格に合わないと使えないし、制約が多い。厳しい規格も大切だが、型にはめて考えない中国の商法の方に勢いがある。ここ数年は辛くても“死んだ振り”をして、中国の企業と提携して100万円で、太陽光のシステムを使えるキットつくり販売する。体力を温存しながら、触手を広げてチャンスを広げて行きたいと思う。水は、有望なアイテムだし、エネルギーも大きなテーマにする。

 昨年、水野をカンボジアに調査に行かせたが、現地の平均年齢は21歳だと言う。恐るべき若き国家が急成長している。この若さには、日本は、勝てないと思うが、小規模で“アンテナショプ型”の拠点を現地に設けて、生産拠点は日本に置く、ビジネスモデルを考えている。アンテナショプ型の生産拠点があれば、量産の情報もつかめる。現地のニーズに合った製品を開発し、日本で量産すれば、新たなチャンスになる。日本の人件費も大幅に下がって来て、やりようによっては生き残れるだろう。私の会社は、膜を扱っているし、装置の製作と開発力はある。生産工場と情報が一体化すれば、アジアを視野にいれた加工工場の実現が可能だと思っている。

 今回、「手動式膜浄水器」をカンボジアでビジネスを展開している方に持参した。この装置に太陽光発電を使って使える形も考え40AHのリチーム電池を買った。重さは10kg足らずだ。今、中国・ネパール・フィリピンと、海外の仕事が具体的に動きだしている。ソーラー発電機の用途も広がると思う。意外に売れる可能性があると見ている。

 当社と産総研のベンチャー企業と親交が深い。当社が使用している膜もこのルートを通して購入し、装置は当社が開発している。産総研が開発した可視化装置は、期待されている商品の一つだが、我々はこのプロジェクトに筐体の製作で参加をしている。

 今年実現したいテーマに、LEDを使った「家庭内植物栽培機」の開発を考えている。今、不況の話がよく聞くが、食の問題も気になるテーマだ。日本の農業人口も、高齢化が進み、若い人を含めて農業離れが深刻だ。ここ10年が食の問題として、重要な時期で、関心も深まる。そこで、LEDランプを使って野菜工場のミニタイプを考えている。 “LEDによる野菜工場”が採算ラインにあると聞くし、将来は、工場スタイルに移行されると思う。私は、もっと小規模にソーラー発電を使った方式を考えている。この方法はNHKの「クローズアップ現代」でも取り上げられていたが、ずっと前から私も考えていて、水を浄化し、循環させる技術もあるので、実現は近いと思う。特徴は、余計な水がいらないし、勿論、農薬も使わないので、安心の野菜だ。LEDランプを使うと、成長が著しく早いと言われているし、試して見たい。いずれ、農業人口の平均年齢は60歳を超え、就労は期待出来ない。消費者側に立てば、多少高くても、農薬を使わない “安心な野菜”が欲しい。このニーズは、確実に膨らんでいる。不況で余った鉄工所を2億円もかけて改築し、温度・湿度・二酸化炭素濃度等を管理した、“完璧な野菜工場”が報じられていたが、そのミニ版を目指して、自分の手で野菜を管理して、食べたいという市場に、ソーラー発電を搭載した“コンテナハウス”も考えている。当社には「プラントパワー2003」という、有機アミノ酸酵素が使われた液肥も販売して、20年の経験もあるので、これを生かして、コンテナの野菜工場を考えたプラントをつくりたい。野菜も、70%以上水分だし、他国から買える時代は終わる。すでに、中国は禁輸する動きすら聞こえて来ている。世界は、気候変動による異常気象で水不足が深刻化し、この状況下で、「自分の食べ物は自分でつくる」考え方が広がり、自宅で野菜を気軽に作れる装置を開発すれば役に立つと思う。水の浄化技術と、プラントパワーを生かしたい。体の続く間は今年も頑張って今年一年期待に応えられる年にしたいと考えている。