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■ 後半戦2009/09/05 (Sat)

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川手会長
 前略:私は、4月末より元全日空の料理長だった方が来てくれてから厨房より出ておりますが、楽になったとは思えません。
只今、来年より来てくれる方は決まっているのですが、この2ヶ月をどうするか?という問題を抱えております。
 トマトジュースは、いろいろと“飲みくらべ”してみましたが、美味しく出来ている自信作です。2本入れの贈答箱もございます。飲んでみてください。
 しずお農場
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 甘いトマトと、無添加のトマトジュース、生で食べられるトウモロコシに加え、多くの野菜が、士別の牧場より届けられた。時々だが、浄水器を販売した方から野菜や食べ物を頂くことがある。品物も有難いが、装置を含め、「喜んで頂いていること」が一番嬉しい。最近は、北海道からも大型の商談がボツボツ出だした。士別のしずお農場は、当社の重要拠点にして、ネットワークを広げたいと思っている。食と水の問題は、今後の大きな国民的テーマになるので、永い付き合いをして行きたい。
 厳選されたフルーツトマトのみを使用した「こだわりすぎ」のトマトジュースを、舌の肥えた人を選んで試飲して貰っている。銀座の和光は15年越しの顧客だ。ここの役員に送ると、直ぐに美味しいと、感謝の電話があった。大学のレストランのシェフ、私が介護を受けている浦安の桜ヘルパーのスタッフ、上田の家族、つくばの大学教授、各々に贈った。皆、“味に厳しい方”なので、今後も意見や感想を聞きたいと思う。

 ネット通販が5兆円を超え、一躍小売業界に新しい構造変化を起こしつつある。私もインターネットを基本にビジネスを展開しているので、ネット通販の時代だと体験的に感じる。年間5千万円ほどの産業機械と浄水器もネットで販売出来る時代で、インターネットがないとビジネスが成り立たない。通販の5兆円の規模のマーケットは百貨店の総売上に匹敵する額で、この傾向が続くと店舗での商売は価値が薄らぐ。スーパー業界も、年々売り上げが減り “前年度割れ”が止まらない。先般、つくばと土浦の巨大な店舗を見に出かけたが、祝祭日以外は閑散としている。小売で生き残るには、“安売り”しかないほど、苦戦を強いられている。私の営業日誌を読んだ大阪の会社から、仕事の相談を受けたが、関西も大変らしい。インド向けの担当者も大阪在住だが、口を揃えて関西の経済は完全に止まっていると嘆いていた。30日に見えた岡山の建設会社社長も、不況は深刻だと言っていた。

 何処も仕事が減って大変だ。雇用が減り、個人消費は低迷し、ここ数年の経済は縮小の一方だと思う。政界では予想通り、自公政権が歴史的な敗北を期した。この社会の厳しい現実を見過ごした怠慢さに加え、国家権力の甘い蜜に浸って自分達の立場へのおごりと自惚れが度を過ぎていたので、国民の怒りを招き、政治不信へと繋がった。
 解散の一年前に、公明党の友人が私に挨拶に来た際、公明党の党運営は庶民感覚から距離があり過ぎると話した。テレビに出て自民の政治家と対等以上に論戦を張れるまでに成長はしていたが、口先の大物が増えてまるで生活感のない発言ばかりでうんざりしていた。今後も“自民の補完勢力”で行くのか、“国家権力の行き過ぎを止める勢力”として生きるのかを明確にしないと、壊滅すると忠告した。与党慣れして自民の補完勢力で進み、10年も与党にいたことで、ふてぶてしくあぐらをかいているように見え、国民はそれを見逃さなかった。私の予期した危惧は的中したが、“政権交代”という現実は、当事者でなくとも、「世の中の流れは止めることが出来ない」と、恐ろしくさえ感じた。私は今でも、小泉政権が“日本の何もかもを破壊した張本人”だと思っている。イラク戦争への参戦を小泉氏が世界で一早く支持し、公明も同調した上、郵政選挙の大勝に乗っかって、権力という魔力に飲み込まれたのだと思う。自公は3分の2の議決権を駆使して強行な政権運営を行い、おとなしい日本国民でさえもこの暴走に絶望し、悲鳴を上げた。官僚支配の恐怖も重なり、初めて投票行動に現れ、政権交代が実現した。

 私が若い頃、政治活動に励んだこともあって政治家の友人がいる。その中に公明党議員がいて、当時は、心根は澄み、正義感に満ち溢れていた人が多かった。貧しい青年達は、「宗教と政治が一緒にあるべきではない」という世間からの激しい非難と中傷を浴びたが、手弁当で、戦い続けていたのを見ている。素朴で純粋な人々の集団で、中身は素晴らしい政治家の卵が集まっていたと思う。しかし、この敗北で心から懲りただろうと、NHKの政治討論を見ていたが、相変わらず横柄な態度で与党慣れしたコメントを述べていた。国家権力の座に10年もいた彼らが、「福祉・平和・庶民の党」に戻れるとは思えない。再起を望むのなら、自公の10年の汚れた垢を落としてからでないと存在する意味さえ見えない。民主は大勝したが、一皮剥けば自民より好戦的な人が多いので、公明党は、一度衆議院から撤退し、参議院、地方議会に専念して、「反戦・環境・福祉・平和を掲げる政治団体」に立ち戻って、不器用でも、国家権力の横暴を監視する勢力であるべきだ。権力を失うと世間の目も冷たくなる。宗教政党も日本では色眼鏡で見られるが、貴重な政党だし、長寿国家に突入した日本には健全な精神世界は欠かせない。この敗北を機会に宗教政党の枠を超えた文化政党として垢抜けした活躍を重ねて世の許しを得て10年後に衆院選挙に望む策の方が再起の手段だと提案する。10年後は日本も疲弊して精神世界を目指す勢力が主役になると思う。

 台東区に納めた災害用の浄水器が、51項目をクリアし、無事、1日の防災の日に登場した。限られた予算の中で、見事に完成したと自画自賛している。私は大手企業から独立して20年近くになるが、水の仕事が軌道に乗り出したのはここ5年だと思う。10年以上は砂を噛む思いだったが、必ず「水と環境の時代が来る」と信じて邁進して来た。防災用の大型装置、今回は機動性のある小型の装置を公共機関に納入出来たことは、他人から見れば小さな実積だが、私達の製品が社会に役立つという意味で、心から嬉しい。

 米軍基地の担当者から当社の浄水器の注文が来て電話で話した。内容を聞くと、数年前に納めた実積があって、今回は5台を納める見通しになった。今回は膜濾過を装着してより上級の装置を納入するつもりだ。私の仕事は、“お金儲け”は二の次三の次にして、“不況にも強い体質”に育てあげることだ。お陰でこの不況下でも持ち応えているが、目標から見てまだ“道半ば”だ。ここ数年は、厳しさがさらに増すと思うので、技術を磨いて、新しいニーズを掘り起こして、判り易い装置を産む努力をしている。今回の台東区の51項目クリアの成功は大きな自信を得た。地下水の基準で51項目をクリアしないと採用されない台東区の基準は自治体では稀な数値で、最も厳しい。しかも、UF膜とイオン交換方式で、成功し実働で配備された初のケースになる。この成果が知れ渡れば、新しいマーケットが登場すると思う。

 新型のインフルエンザで死人が出だした。私も人工透析を受けているので、警戒はしている。食事は極力外食をひかえ、朝は自分で作ることにしている。お陰で血圧も下がりだした。食事の後、1時間かけて歩いて通勤し疲れを貯めないように心がけている。

 8月は毎年暇な月だが、今月の売り上げは新記録だった。小額だが、感謝の寸志を出すことが出来た。若者が3名加わってパワーが付き、忙しく働いている。JAの紹介でホームクリーン装置を購入される人の現地調査を終えた。牛久のお医者さんが筑波山の麓に購入された別荘のホームクリーン装置が決まった。南房総の方が沢の水をろ過したいと言って来られたが、水質検査をすると考えていたより悪かったので、とにかく稼動して、駄目なら違う方法で浄化しようと考えている。上海から、昔私の会社で研修を受けていた技術者から電話があって、フィリピンの排水関係の社長が私とアポイントをとりたがっていると聞いた。

 平膜のプラント装置の実験場として、数年前、工場に3×9m、深さ1mのプールを造り、個人としては大きな投資をした。私の会社は個人事業主のレベルの小さな会社だが、開発は手馴れている。膜製品は世界レベルで進歩していて少しずつ普及に力を入れている。規模も知名度もない小さな会社でも、海外からは不思議な会社に見られている。インターネットで会社を調べると私の会社は超純水装置から井戸水濾過まで出来て10インチの大型膜プラントまで作れる会社だ。今の時代に合った少数精鋭で働く小さな会社は不思議に見えるらしい。
 “平膜”の公開を有志の方中心に始めている。簡単な装置で見た人が驚きの感想を述べられる。順調に実積を積めば、意外と不況下でも力のある商材に育つと思う。今日まで、開発費を膜装置に絞って来たが、成果が出だした。平膜の濾過テストをプールで行って、一部をホームページ上に動画として公開している。工業的には、特殊なサイズでのユニット化も完成した。プールで実験するにも、通常ユニットでは大きすぎて、一枚の膜を斜めにして沈める方式にしたところ、スムーズに吸い上げた。昔、Mレーヨンが、“横方式”で上手くできなかったと聞いていたので、“傾斜方式”を採用した。「井戸水濾過と雨水再利用」において、この「ダイレクト濾過膜方式」の十分な能力が証明された。
 私のプロジェクトに多くの人々と企業が参加したが、途中下車して去って行った。仕事の成否は永続性と我慢も要素になる。その忍耐に水野だけが残り私と二人三脚で今日まで懸命に働いて来た。水の仕事は地味で収益を上げるには難しい業種の一つだと思うが、今回の「ダイレクト濾過膜」のプロジェクトは簡単だし、仕事になりやすいテーマになると思う。少し量を買える資力のある希望者がいれば、講習を受けて取り扱うことが出来る形も考えている。仕事の転換を希望する人がおられたら相談して欲しい。私の頭には一応腹案があって、既に代理店は決めている。北海道は、士別を有力候補に、3箇所を考えている。東北は小林工業、関東は未定、岐阜は決まっているが、返事待ちだ。大阪は検討中。岡山は内定中、北九州は内定中でボツボツ話を進めている。

 大学向けの筐体4台が届いたが、きれいに仕上がっている。ネパール向け浄水器は、海外輸送だし、頑丈な形にしたい。長野からプラントパワー1ℓ17本の注文を受けた。この方は、私がハワイの友人に頼まれて日本で最初にプラントパワーを販売した人で、10年以上継続して購入して貰っている。一時、私の代理店が販売をやめた時に、必死で購入先を探し回った方でもある。これからも少しずつ販売を増やして、この肥料を日本中に販売するのが私の夢なので、地道な努力を重ねている。