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■ 2008・年の終わり2008/12/27 (Sat)

 私は、社会の動きを見ていると、誰かが国民に罠を仕掛けて世の中を霍乱させている気がしてならない。数ヶ月前には石油・穀物の価格が高騰して世界を震撼させた。世界中で、同時に高騰し、同時に下落する現象は不思議な話だ。誰かが仕掛けをして大儲けを企んでいるのだろう。アメリカのサブプライムローンが崩壊して自動車産業に飛び火し、車が売れなくなった。原因は、融資が止まってローンが組めなくなったからで、高額製品は売れないらしい。世界同時に売れないのは金融機関による貸し出しを止めたのも主因の一つだが、それでも不思議に思う。個人的には、石油高騰も全てがマイナスではなかった。私にとったら、歩く習慣が身につき、バスや電車も慣れたら快適だし、待つのも苦痛にならなくなった。若者の自動車離れは更に深刻になるだろう。トヨタが派遣切りを始め、日本経済を揺るがせているが、これも不思議な話だ。トヨタが行き詰るのは当然だと思う。収益の80%を海外で稼ぎまくって、永久にそんな儲けが続くと思うこと事態、不思議だと思う。アメリカの経済崩壊の前は、トヨタはズバ抜けた経営力を賞賛されていたはずだが、蓋を開けたらアメリカのバブル金融に乗って上昇していた凧のような会社だった。大手企業は人員削減の動きを早めている。赤字でお金が無いのなら許されるが、お金は膨大に備蓄している。昔は、赤字が続いて資金がなくなり、やむなく人員削減の動きに出たことはあるが、今の企業はアメリカスタイルでドライだ。こうした動きが続くとドライな習慣が身につき、社会不安を増幅すると思う。

 私は、マイクロバブルの開発に力を入れている。炭酸泉もその一つだ。少し炭酸泉の事を理解したいので、三菱レーヨンさんのHPより「炭酸浴」の説明を引用させて貰った。

『“炭酸泉”とは、炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだお湯のことで、別名「ラムネのお風呂」とも言われています。日本の温泉法では、お湯1リットルに炭酸ガスが0.25g以上(250ppm)溶けたものが炭酸泉と定義されています。炭酸泉は、他の温泉には無い独自で明確な作用があることから、天然の炭酸泉が多く湧き出す地域(ドイツなど)では、伝統的に医療法として広く活用されてきました。近年、日本でもその優れた作用が注目され、医療をはじめ、健康や美容などに活用されています。しかし、日本では天然炭酸温泉の数が限られていることから、炭酸泉を人工的に作り出すための技術開発が進められています。炭酸泉に入浴すると、細かな泡が付着し、まるでラムネやシャンパンの中に入っているように感じられます。ぬるめのお湯でも実際の温度より約2、3度温かく感じるため、低い温度のお湯でゆっくり長湯すると良いでしょう。体の芯から温まり、湯上り後も体がポカポカ温かく、持続性が強いのが特徴です。』

 私は、マイクロバブルの技術を使い「自宅で炭酸泉をつくれる装置」の開発と普及を考えている。熊本大学がデモ用に作った装置を水槽でテストし、続いて風呂湯で実際に炭酸を送り込んで入浴して体感した。当社のクラスター装置にマイクロバブルの機具をつけダブルで使用している。当社のマイクロクラスター装置は非常に高いので、霞ヶ浦の近くに住む発明家の人に頼んで、磁場の装置をつくって貰っている。その装置の完成前の調査を兼ねて使った。炭酸ガスは純度の高い工業用の高圧ガスを使用した。民生用には、生ビールに使う炭酸を使っているが、我々は工業用の純度99,9%のガスを使い人工的に溶解させた。最初は、洗浄効果の確認がしづらかったが、水の柔らかさは予想以上で、肌はツルツルになり素晴らしい。マイクロバブルは「ナノ技術」と呼ばれ、気泡の大きさが1000分の3ミリと極小にする事で、炭酸ガスを湯の中に長期に閉じこめる事が出来る。洗浄効果の確認の為に、介護の人に浴槽を洗いながら確認して貰った。汚い話だが、浴槽に「細かい垢がびっしりと付いて今までの汚れ方でこんなことはない」と興奮して話してくれた。続いて、温浴効果を確認するために、湯船の3分の1位の水から入って、湯を注ぎ足す方法で調べた。炭酸はソーダ水と同じ事で、水温が低い方が溶けやすい。水に溶解させて、湯を追加しながらガスを注入する方が効果的と判断した。予想以上の効果があった。1000ppmの炭酸ガスの濃度が最適らしいが、この濃度で炭酸が体内に浸透すると、反動が高まり肌の色が赤みを帯びる。体から炭酸を体から排泄させる反応で、この作用で、血液中に酸素が巡って新陳代謝を促がし、温泉効果になるらしい。今回はppmの測定をしていないが、効果は顕著だった。

 体内の解毒・浄化力は年と共に衰え、人工透析、糖尿病の患者にはありがたい。血管が細くなって毛細血管に酸素が行きわたり難くなる。私のような大病を患って来た人間にとっては、酸素が血管の隅々にまで行きわたって毛細血管に酸素と血液が送れると有難い。体も温まり、低めの温度で入浴しても芯から温まるので、血圧の高い人や年配者には欠かせない技術だと思う。私は炭酸泉を家庭で簡単に楽しめる商品にしたいと、長年考えていたので、水野が工夫を重ねてくれている。他社もしのぎを削って開発しているが、まだ高価だ。私は据付工事を入れて20万円代を目指している。炭酸は10リットルのボンベを使うが7キロの高圧ガスが入っている。ボンベは最初、買い取りの形で25000円ほどするが、炭酸の入れ替えは3000円くらいで、毎日入っても45日は使える。1回65円で温泉治療が受けられるので、これは大助かりだと思う。私達はマイクロバブルの噴射器技術を使って同時に溶解し、湯内で気泡とガスをまぜて、ガスの滞留時間を長くする工夫を重ねている。気泡の大きさが、小さいほど上昇するスピードが遅くなり微細な汚れを吸着するので、大学の理論と、我々の体験に基づいた理論とを組み合わせている。酸素は養殖で使うので、データもあるが、炭酸ガスのデータはないらしい。私は、現場で体現して応用技術を考えている。炭酸ガスを使うのに温暖化の影響が少し気になっていたが、よく調べて見ると1回当たり166グラムしか使わないので、車を動かす事からすれば、アイドリングの範囲で安心した。10リットルの炭酸のボンベも地域で簡単に購入出来るようなので問題ない。

 中東のドバイが崩壊し始めた。中東で石油が出ない国。生き残りをかけて投機資金を集めて、新しい国家像を描いたが、やり過ぎた。穀物の高騰も同様で、高騰が長く続くと、やがて売れなくなって暴落する。100年に一度の経済不況ならライフスタイルを変えて楽に生きるべきだと思う。トヨタやキャノン、松下電機等の会社が内部保留の資金を倍増して貯め込んでいるが、これも変だ。人を切って、金を貯めるドライな会社。ドライな社会が増えると、国民が怒かり、かえって購買力が減る。日本人は怒りを忘れた国民だが、余り国民を舐め続けると大変な事になる。扶助の国民性を取り戻さないとこの国は潰れる。「100年に一度の危機」なら逆に、内部留保の資金を働く人に還元して、消費を活発にさせるほうが株主を安心させる経営になる。今は経営者も弱腰で、思い切った行動を起す企業は無い。株主を守って備蓄しても、消費者の反発を買うと、その会社は消滅する。国民を守らない政権は消滅する。社員を守れない企業が存続しても、誰も有難いとは思わない。国民の支持が伴わない会社は存続する意味はないし、反発が起こり、益々経済が疲弊する。小泉政権以降、考え方がドライになった。負の連鎖も小泉政権が増幅させた。合理主義の名で、地方を、福祉を、医療を切り捨てた。その結果、疲弊が蔓延して、自治体の経済力が低下した。小泉さんの下で、竹中さんが東京を強化して、東京一極に富が集まった。強い物が日本を先導するべきだと論じた。その富が一挙に崩壊しつつある。東京に税金が入らなくなったら、東京が一番危ない。

 今は苦しい時だが、全てを見直す機会にしたいと思っている。中国へは何度も行ったが、中国経済も荒れていると聞く。中国は日本と同様に、元来貧しい国だし、貧しさから這い上がり大国になった。半年前には国威を高揚させて、日本まで飲み込まれそうな勢いだった。今再び、生き返ろうとする力は凄まじいが、大きな国だし容易ではない。2月に深川・蘇州の会社を訪問する予定だが、昔の様に中国人は謙虚になった。来年は、半導体工場への納入予定と、大学の仕事しか決まっていないが、韓国の会社からも1月に訪問が予定され、各社の再起への準備が進んでいる。

 日本には個人資産が1500兆円あるらしい。銀行に金が余り、貸し先が見つからずにどんどん貯まっているが、最近は貸し剥がしが始まり、大田区だけで、緊急融資の申し込みがここ数ヶ月で100億円を超えると聞く。社会全体が急変している。それも同時に起こるので、さっぱり真実は見えない。

 水道代の経費を下げたい相談が増えそうだ。老人ホームから問い合わせがあって、予算は200万円以内を希望された。運賃・工事費込みの価格だ。新春に当社に来られて詳細を詰める予定でいる。16日にも千葉の業者から市の公園の水の事で、電話で相談を受けた。大阪の業者からは2トンのRO装置が欲しいと電話があり、“最低限の装備”を希望された。地元のバス会社から色度80の相談があって簡易的な浄水器で調査した。九州電力からエコキュート用の問い合わせがあり実積を問われた。円高の今、私にとってはチャンスだし、資金の段取りを始めている。緊急融資、商工会議所から借り入れを進められた。緊急融資も信用保証協会を通す様になっている。保障額が0.8%と高い。0金利と言って政府が貸す保障が0.8%、何か不思議だ。中小企業を救うと表の顔で言って0.8%の手数料を払って金を借りさせて余った資金を回すやり方も疑問符だと思う。本当に救いたいのか、資金循環が狙いなのかどちらだろうか?

 私は資金を借りられそうなので、販売のローン資金とレンタル資金に使う事を考えている。私の装置は限られた人が買われる。今はお金持ちの人、豪邸に住む人が多いが、この不景気でキャッシュで払えない方も増えている。私が、自己資金でローンを組む。全部ローンでは資金は出来ないが、残りの50%はローンにするように検討している。例えば、マイクロバブルの装置も10万円で購入して、2年ローンで支払えば、残りを数千円で買える事になって、普及すると思う。

 25年前に、N新製鋼で働いていた時、社長に呼ばれ、「会長が新素材、特に超粉末技術(10億分の1ミリの粒子生成方法)に興味があるらしい、少し調べてくれ。」と指示された。そこでIHIから技術者をスカウトして、真空で超粉末をつくる装置を開発し、超微粒子の仕事を始めた。調査は水にも及び、クラスターの話も耳学問で学んだ。当時のクラスター水を今でも持っているが、今も腐らずに生きている。しかし、実際は神がかりな話が多く、半信半疑で長年過ごして来た。今回、大学からマイクロ技術の紹介があって、再び強い興味が湧き、応用技術を追い求めだした。1年前にSANYOの子会社からマイクロバブル用のポンプが完成したとビデオを見せられた。一台購入を決めたが、OEM製品のために買えなかった。その後、世間でもあまり普及はしなかった。先般、ビックサイトで見たが業務用では100〜700万円もする。私は安くならないと普及はしないと思っている。コストを第一にして開発に力を入れ、資金が調えば、100名ほどの人に提供して、使って貰い意見を聞きたいと思っている。

 我々は飲料水、膜の洗浄にも、マイクロバブルを使いたいと考えて、RO自販機を開発している。普通の水でも、「シェイク」すれば水は美味しく感じられる。カクテルと同じだ。温度・風味・湿度・粘性・空気と異なった素材を混ぜて急激に攪拌すると新しい性質に生まれ変わる。水を長年扱ってきたので、工夫次第で面白い用途が見つかると思っている。急速冷凍の技術も煎じ詰めれば、磁場を起こし、振動状態で冷凍する技術で、これも広く解釈するとマイクロ技術の一つだ。自然界でも流れ落ちる滝の水もマイクロバブル状態で、水は動きが止まらない限り腐らないし、マイナスイオン効果も波動の一種だ。つまり、水の性質上、常に流れ続ければ何年も腐らない。振動を帯びた水を飲料することで、活性化された水が血液で生き続けて、健康に寄与すると信じている。私は広島で被爆してから、病気と道連れで生きてきた。膜を開発したのも、人工透析中に中空糸膜を見たことで大型膜の開発に乗り出した。マイクロ技術も長い間の関心事で、炭酸泉は糖尿病の壊疽などにも効果的で、クリニックでは導入が進んでいる。

 マイクロバブルで、炭酸泉を介護の人に足湯で体験してもらい意見を聞いたが、好評だった。気泡の動きで、微細な汚れが落ちる為、肌のホワイトニングに効果があるし、1000分の3の気泡が浸透して乾燥肌にも良い。肌に悩む人に喜ばれそうだし、美容に役立つ技術だし、アトピーで悩む人にも薦めたい。

 今年も忙しく働けてよかった。後半は目の手術で2週間ほど入院して営業で迷惑をかけたが何とか乗り切った。つくばのショールームも新規稼動して、中型装置も揃いだした。来年の後半には、本社もつくばに移して、体制強化を計る。12月末には監査役に「梅本氏」、取締役に「川手麻紀・樋口麻衣子」が就任して若返えりの人事を完了した。新年は、歴史的に厳しい年になりそうだが、多分、国民は目覚めるので、躍動の年になると信じている。

 今年も多くの方々にお世話になって、本当に有難く感謝しています。士別の牧場も頑張っているようで嬉しい。皆様も一度訪れて下さい。良いお年をお迎え下さい。